京都御苑

公園/緑地

広大な公家町が明治時代に京都市民の憩いの公園へ

江戸時代には140以上の宮家や公家の邸宅が立ち並ぶ公家町であった。明治になって都が東京に遷り、国民公園として整備され、現在は自然を身近に感じながら散策や休憩ができる、古都のオアシス的な空間として親しまれている。

京都御苑の北東にある「母と子の森」 京都御苑の北東にある「母と子の森」

京都御所を取り囲む広大な国民公園

京都の地図を広げると鴨川の西に広大な緑地があることがわかる。「京都御苑」は南北1300m、東西700mの広さをもち、皇居外苑(東京)、新宿御苑(東京)とともに環境省が管理する国民公園だ。苑内は約5万本の樹木が茂り、四季折々の花が咲く名所として京都を訪れる観光客や京都市民に親しまれている。「京都御所」と「京都御苑」はしばしば混同されがちだが、北は今出川通、西は烏丸通、南は丸太町通、東は寺町通に囲まれた敷地が「京都御苑」であり、そのなかに「京都御所」(天皇が居住した旧皇居)がある。京都御苑の誕生の歴史は明治時代にさかのぼる。

京都御苑の正門となる堺町御門 京都御苑の正門となる堺町御門

京都御所の歴史を見守り続けた公家町

京都御所・京都仙洞御所・京都大宮御所・京都迎賓館を取り囲む京都御苑は、1869年(明治2)に都が東京に遷るまで、140を超える公家屋敷が立ち並ぶ公家町が広がっていた。このような形態になったのは桃山時代の頃で、それまで市街地に住んでいた公家は、織田信長や豊臣秀吉の時代にこの地域に集められて徐々に公家町が形成されたと考えられている。しかし東京遷都にともない公家町は急速に荒廃。この様子を嘆いた明治天皇は御所とその周辺の保存・維持を命じ、公家の邸宅は取り払われて整備が進み、1949年(昭和24)に国民公園として開放された。現在、京都御苑は京都三大祭のうちのふたつ、葵祭(5月15日)と時代祭(10月22日)の出発地であり、祭りの当日には雅な時代絵巻を見ようと多くの観光客が集まる。

明治天皇の生誕地・中山邸跡 明治天皇の生誕地・中山邸跡

動乱の幕末の舞台が点在する

江戸時代、政治の拠点は江戸(東京)にあり、京都は比較的穏やかだったが幕末になると一転する。天皇が暮らす御所を中心に政争が繰り広げられ、尊王攘夷派・佐幕派・公武合体派など、さまざまな勢力が公家を味方に引き入れて政治的優位を得ようと暗躍し、公家の邸宅を訪れた。そのため京都御苑を歩くと公卿・姉小路公知(あねがこうじきんとも)が暗殺された「猿ヶ辻(さるがつじ)」や、長州藩士・久坂玄瑞(くさかげんずい)が自刃をした「鷹司邸(たかつかさてい)跡」など歴史を物語る史跡が点在している。京都御苑の西、烏丸通に面する蛤御門(はまぐりごもん)は1864年(元治元)、勢力の挽回を狙って長州藩が御所に向かって攻め寄せた「蛤御門の変」の舞台として歴史にその名を刻んでいる。ちなみに「蛤御門」は正式には「新在家御門(しんざいけごもん)」といい、かつては常に門扉が閉じられていたが、江戸時代の大火でまるで火に炙られたハマグリのごとく門が開かれたことから蛤御門と呼ばれるようになったという。

蛤御門の門の梁には幕末の戦乱時の弾傷らしき跡が残る 蛤御門の門の梁には幕末の戦乱時の弾傷らしき跡が残る

豊かな御苑の木々に囲まれた休憩所

京都御苑内の散策中、足を休めたいときに立ち寄りたいのが中立売御門(なかだちうりごもん)の北に位置する「京都御苑 中立売休憩所」だ。食事処では季節を表現したおばんざいや京都らしさを感じさせるメニューを味わえる。持ち込みも可能なので気候のいいシーズンにはテラス席に座って、吹き抜ける風を感じながらお弁当を広げるのもおすすめだ。コインロッカーも完備しているので、大きな荷物を預けて身軽に苑内の散策を楽しもう。

休憩所ではお土産の販売もある 休憩所ではお土産の販売もある

スポット詳細

住所
京都府京都市上京区京都御苑3
電話番号
0752116348
時間
終日開苑
休業日
無休(見学施設の休業日についてはお問い合わせください。)
料金
[入苑料]無料(拾翠亭は100円)
駐車場
あり(乗用車約200台/身障者用5台含む、バス16台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
英語メニュー
あり
滞在目安時間
60-120分
ペットの入店
可(リードの使用・フンやブラッシング後のゴミの持ち帰り)
※ただし、施設内は入店不可

情報提供: ナビタイムジャパン

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