ガーデンミュージアム比叡
天空の庭園で印象派の陶板名画と花々の競演を満喫
山頂で待つ花と絵画の屋外美術館へ
ガーデンミュージアム比叡には入口が2か所あり、比叡山内シャトルバスの比叡山頂バス停前がプロヴァンスゲートだ。バス停前には広い駐車場があるので、ドライブを楽しみながら車でやってくる人も多い。京都側からケーブルとロープウェイを乗り継いで登ればローズゲートが近く、どちらの入り口を利用しても同じように庭園散策が可能だ。この庭園美術館では、1万7000平方メートルもの広い敷地に春から秋にかけてさまざまな花が咲き、陶板で再現されたモネやルノワールといった日本でもおなじみの印象派の絵画を楽しめる。空が近くに感じられる山上特有のすがすがしさを感じながら、入り口でいただくマップを片手に庭園散策に繰り出そう。
モネの愛した日本の風情を再現
プロヴァンスゲートではゴッホの『ひまわり』がお出迎え。ゲートの先には「香りの庭」があり、南フランスのプロヴァンス地方をイメージしているそう。陽光がたっぷり降り注ぎ、段状になった畑にはラベンダーやタイムなど、香りを楽しむ花が咲き誇る。丘を上がって、プラタナスの木陰から琵琶湖の眺望も楽しみたい。園内には日本の風景を愛したことでも知られるモネの作品も多く、「睡蓮の庭」では日本に憧れる画家たちが思い描いた和の庭園を再現している。夏を迎えると池にはスイレンが咲き、ツタのからまる太鼓橋の架かる風景はモネの『睡蓮』をほうふつさせる空間だ。続く「藤の丘」ではフジ棚のもと、爽やかな風を受けて丘に咲く季節の花を愛でよう。
1500種10万株の花が次々に咲く
次の「花の庭」は園内でもいちばんカラフルな色合い。奥のショップ「メゾン・ド・フルール」では、印象派のグッズやオリジナル雑貨も用意されているのでお土産探しに立ち寄りたい。すぐ近くの展望塔は、昭和の名建築を多く手がけた村野藤吾の設計により1959年(昭和34)に建立された。晴れた日には階上から大阪湾まで見えるのだとか。そして塔の先にある「ローズガーデン」に近づくにつれ、バラの甘い香りがほのかに漂ってくる。山の冷涼な気候が幸いし、6月下旬から10月頃まで種類の違うバラが次々と見られるので、いつ訪れても楽しめるのがうれしい。庭園は、季節ごとに1500種類もの花が次々と咲き誇るというから驚きだ。
テラスでのんびり景色とお茶を楽しんで
園内は随所にベンチが設けられているので、緑のなかでちょっと休んで心地良い風に吹かれるのも屋外ならではの楽しみ方だ。歩き疲れたら「カフェ・ド・パリ」でひと休み。お茶やスイーツなどをいただきながら、眼下に広がる琵琶湖や京都のダイナミックな景色も一緒に味わえる。庭園は春-秋の開園となり、12月上旬-4月中旬は冬季休園となるので注意したい。詳細については公式サイトで確認してからお出かけを。比叡山は延暦寺の拝観を含めると、一日たっぷり過ごせる場所だ。朝は早めに登り、シャトルバスも利用しながら満喫しよう。
スポット詳細
- 住所
- 京都府京都市左京区修学院尺羅ケ谷四明ケ嶽4
- エリア
- 大津エリア
- 電話番号
- 0757077733
- 時間
-
10:00-17:30(最終入園17:00)
※時期による異なる - 休業日
- 12月上旬-翌年4月中旬
- 料金
-
【入館料】
[中学生以上]1,200円
[小学生]600円
※時期により異なる - 駐車場
- あり(230台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(kyoto wi-fi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- その他(屋外指定場所のみ)
- 英語メニュー
- あり
- 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可(一部)
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可(カフェ・ショップ等の建物内は不可)
情報提供: ナビタイムジャパン