法観寺

寺院

東山一帯の景観に欠かすことのできないランドマーク

東山の風景に溶け込む塔の姿は京都を代表するシーンとしておなじみだ。見る場所や時間帯によってその表情を変えるのも魅力のひとつ。さまざまな角度から京都らしいワンショットを狙ってみよう。

高さ46m、塔の東側より撮影} 高さ46m、塔の東側より撮影

塔と町並みの見事なコラボレーション

建仁寺の南側を通るゆるやかな坂道・八坂通を東へ歩いて行くと、その先に優美な五重塔の姿が見えてくる。「八坂の塔」だ。坂を上るにつれて姿はだんだんと大きくなり、歴史の町・京都にいることを実感させてくれるに違いない。八坂の塔を含める辺り一帯は、「調和のある伝統的な風景が保たれた地区」として、「産寧坂重要伝統的建造物群保存地区」に指定され、清水寺、高台寺、八坂神社などへの中継地点にもなっている。徒歩散策で思う存分、京都ならではの歴史や風情を堪能できるエリアだ。

山並みを背景にした塔。八坂通より撮影} 山並みを背景にした塔。八坂通より撮影

数々の戦乱を逃れた和様建築

「八坂の塔」の正式名称は「法観寺(ほうかんじ)」といい、臨済宗建仁寺派の寺院である。創建の歴史は非常に古く、聖徳太子によって創建されたとも伝えられる。平安京以前にこの辺りに住んでいた八坂氏の氏寺であったという説もある。現在の五重塔は1440年(永享12)に室町幕府6代将軍・足利義教(あしかがよしのり)によって再建されたもので、「応仁の乱」によって伽藍の多くが灰燼(かいじん)に帰した際にも、この塔だけは奇跡的に難を免れた。本瓦葺(ほんがわらぶき)の和様建築として、白鳳時代の様式を伝えている。拝観料を納めて境内に入ると、塔の初層内陣と二層目を見学することができる。京都には数々の三重塔、五重塔などがあるが、「二層目の見学」ができるのは非常に珍しい。悪天候時など不定期で拝観休止となる場合もあるので、公開のタイミングと合えばぜひとも拝観をしておきたい!

下から見上げるとその大きさに圧倒される} 下から見上げるとその大きさに圧倒される

「これぞ京都!」なワンカットを探そう

塔からゆるやかな坂道を東へ約200m歩いた辺りから、振り返って西向きに撮影するアングルはポスターやガイドブックなどでおなじみだ。しかし、塔を過ぎて東に向かって歩くと、塔がうしろ側になるため、うっかり見過ごしてしまいがち。うしろを振り返りつつベストアングルを探してみよう。青天の日には夕焼け空と重なり塔の美しいシルエットが浮かび上がる。さらに夜間には五重塔がライトアップされ、その存在感に圧倒されるに違いない。和レトロな街灯に照らされた石畳の道との競演は夜の京都の代名詞的存在といっても過言ではない。寺院の夜間ライトアップ拝観などと合わせて訪れたい。

歴史的な建物が街中にあるのも京都ならでは} 歴史的な建物が街中にあるのも京都ならでは

昼間とは異なる風情が醸し出される夕景} 昼間とは異なる風情が醸し出される夕景

そぞろ歩きを楽しみたいライトアップタイム} そぞろ歩きを楽しみたいライトアップタイム

スポット詳細

住所
京都府京都市東山区清水八坂上町388 map map 地図
電話番号
0755512417
時間
10:00-15:00
休業日
不定休
料金
[一般(中学生以上)]400円
※小学生以下拝観不可
駐車場
なし
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可

情報提供: ナビタイムジャパン

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アクセス

map map 地図

最寄り

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