道の駅 京丹波 味夢の里

塩谷古墳公園から見た道の駅 京丹波味夢の里

京丹波の味と名所を楽しむ道の駅

京都府の南北をつなぐ京都縦貫自動車道のほぼ中間に位置し、食事やトイレ休憩はもちろん、地元農家の生産物・加工品の販売や、知る人ぞ知る名所案内など、京丹波の魅力を存分に紹介する情報スポットとしての顔を持つ道の駅だ。一般道路からもアクセスでき、その場合、京都市方面からはいったん丹波ICで降りて国道9号、府道444号を通って行くといい。京都府北部方面からは、京丹波みずほICで降りて国道173号、府道444号を行く。

コンサートや外車ショーなど、イベント活用される交流広場。一般の人でもBBQなどに利用可能

京丹波の味が集結するマルシェ

外観は京丹波の景色をイメージし、古民家のシルエットをモチーフに。内部は京都府内産の檜を随所に使い、温かみのある空間を作り出している。また建物は2つに分かれており、1つはその日に収穫された野菜や加工品、京都府の特産品や土産物を販売する「京丹波マルシェ」。200以上もの京丹波と周辺農家(南丹市、福知山市など)の新鮮野菜は平日の朝から大人気で、午前中には農家の人が採れたて野菜を持ってきて棚に並べるところに遭遇するかもしれない。なかでも大黒本しめじ、地元の人が作る黒豆関連の加工品はイチオシだという。

外観はシックにモノトーンでまとめられているが、よく見ると檜材がアクセントに

京丹波マルシェはとにかく野菜の種類と数が豊富！農家のおじさんを見かけたら、野菜についていろいろ質問してみよう

とことん味わい尽くす京丹波の食

食事をするならもう一方の建物へ。京丹波町瑞穂地区の名産・瑞穂そばやうどんを製造し、対面販売する「京丹波特産品工房」、さまざまな京丹波特産食材をカレーや丼ものなどカジュアルに味わう「丹波大食堂」、地元の旬の野菜や鳥や豚など新鮮な肉を使った料理のそろう「丹波里山レストラン Bonchi(ぼんち)」がある。Bonchiのイチオシは、卵焼きや白和え、サワラの南蛮焼き、ローストビーフのソース、茶碗蒸し、スイーツなど8種の料理すべてに京丹波名物・黒豆を使った「黒豆づくし」だ。

丹波里山レストラン Bonchiでは、京丹波の風景を眺めながら黒豆と地元産を材料の食事が楽しめる

休憩ついでに塩谷古墳公園も楽しもう

すぐ隣には「塩谷古墳公園」があり、歩いて散策することができる。5-6世紀に築造された大小12基の古墳から成り立つ古墳群で、道の駅 京丹波味夢の里の建設の際に整備された。この古墳からは2体の巫女埴輪が出土し、京都府の文化財に指定。Miko Twins(みこついんず)としてキャラクター化もされているこの埴輪のレプリカが、観光案内を紹介する京丹波ステーションに置かれている。ステーションでは、京丹波の自然がはぐくんだ名所や伝統文化などを、手作りマップなどを用意して案内しており、気になることがあればなんでも尋ねてみるとよい。京都府内各地の観光パンフレットも常備している。

塩谷古墳公園へは、階段かスロープを通り、散策道をのんびりと歩く

京丹波ステーションには観光パンフレットが充実