宇治上神社
神社建築として日本最古の本殿を有する世界遺産の神社
石畳の風情ある散策路を歩いて境内へ
京阪宇治線の宇治駅から、宇治上神社までは徒歩約10分。宇治川の東岸を上流に向かって石畳の風情ある散策路を歩いていこう。途中「さわらびの道」と刻まれた石碑を見つけたら、左斜めへと進み道なりに歩いていくと朱塗りの鳥居がお出迎え。世界遺産に登録されている宇治上神社は木々に囲まれた清々しい空間にたたずんでいる。祭神は応神天皇(おうじんてんのう)、仁徳天皇(にんとくてんのう)、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)の三柱。明治時代までは隣接する宇治神社とともに「宇治離宮明神」と呼ばれていた。
国宝の拝殿と本殿を参拝
境内に入ってまず目にとまるのが拝殿。1215年(建保3)頃の建立と伝わる国宝の建築物だ。拝殿前の左右には、砂で盛られた円錐形の小さな山がある。これは「清め砂(きよめすな)」といい、境内のお清め用として設けられている。自宅用の授与もあるので求める際は授与所へ立ち寄ろう。そして拝殿の背後には、日本最古の神社建築として国宝に指定されている本殿が鎮座する。1060年(康平3)頃の造営と伝わり、覆屋(おおいや)と呼ばれる建物が内殿を覆い、中には右から菟道稚郎子命(主祭神)、中央に応神天皇、左に仁徳天皇が祀られている。
宇治の七名水のひとつ桐原水(きりはらすい)
拝殿右手には小さな建物がある。ここには「宇治の七名水」のひとつ、桐原水が湧いている。お茶処・宇治には昔からいたるところに名水が湧きだし、そのなかでも特に有名な7つが「宇治の七名水」と呼ばれていた。しかしその多くは枯れてしまい、唯一現存しているのが桐原水だ。参拝者は自由に手を清めることができるので、参拝の際には立ち寄っておこう。また祭神の一柱である菟道稚郎子命の名前にちなんで、かわいらしいウサギのお守りやおみくじなど、旅の思い出になる授与品が多数あるので、参拝のあとは授与所へも立ち寄ってみては。
スポット詳細
- 住所
- 京都府宇治市宇治山田59 地図
- エリア
- 宇治周辺エリア
- 電話番号
- 0774214634
- 時間
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9:00-16:00(御朱印の書入れ)
※16:30完全閉門 - 休業日
- 無休
- 料金
- 無料
- 駐車場
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あり(13台)
※境内滞在時のみ - クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可(境内禁煙)
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 0-30分
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- セットで
- 宇治と言えば平等院ですが、宇治川を挟んで反対側にあるこちらの世界遺産もセットでお参りをお勧めします。個人的には独特な手水舎、清め砂が気に入りました
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- ウサギ年
- 年男を迎えた2023年、初詣はウサギにゆかりのあるこの神社を選んだ。祭神は菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)と父の応神天皇と兄の仁徳天皇の三柱だ。このうち、菟道稚郎子は兄の仁徳天皇に皇位を譲るため自死した悲劇の王子で、その名の菟道が宇治の地名の元になった。神社は大きくはないが雰囲気がある場所で、流麗な屋根の拝殿、神社建築としては最古の本殿と建築物も見どころだ。また、色とりどりの御朱印など授与品も人...
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- こじんまりした世界遺産の神社
- 平等院の近くにある世界遺産の神社と聞いて訪れました。神社の目の前に20台ほど停められそうな駐車場がありました。敷地も拝殿も思ったより小さくてある意味驚きました。ただ大昔の神社はこんな感じだったんだろうなとも思いました。
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