慈照寺(銀閣寺)

寺院

隠棲の地にたたずむ枯淡の情趣漂う山荘

銀閣寺は足利義政が造営した山荘・東山殿に始まる。銀閣と称される観音殿はじめ、錦鏡池を中心とした庭園はどこから見ても絵になる美しさだ。境内には、侘び・寂びの精神が息づく光景が広がっている。

足利義政の築いた理想郷が銀閣寺に受け継がれている 足利義政の築いた理想郷が銀閣寺に受け継がれている

石畳と銀閣寺垣に誘われ参道の先へ

銀閣寺へは最寄りのバス停・銀閣寺道からまっすぐ東へ歩いて約10分の道のりだ。今出川通を山手の方へと向かうと琵琶湖疏水沿いに架かる銀閣寺橋が見えてくる。橋から延びる道にはお土産店が軒を連ね、その突き当たりにある総門が銀閣寺の入り口だ。美しい石畳をたどり総門をくぐって右に折れると、一直線に延びる参道は視界をさえぎる高い生垣に覆われ、境内奥へと誘ってくれるかのよう。左側は銀閣寺垣と呼ばれており、石垣の上に竹垣が連なっているのが特徴的。生垣の先の拝観受付で、拝観券となる「家内安全・開運招福」と書かれたお札をいただき、銀閣寺の醸し出す幽玄の世界へと入っていこう。

先への期待感が高まる参道 先への期待感が高まる参道

日本文化のもとになった義政の美意識

銀閣寺の正式名称は慈照寺(じしょうじ)といい、臨済宗相国寺派の禅宗寺院である。1994年(平成6)に「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産に登録された。1482年(文明14)、室町幕府8代将軍・足利義政が祖父・義満の金閣寺(鹿苑寺)にならい、美と文化と信仰にあつい思いを込めて造営した山荘・東山殿に始まり、義政亡きあとは禅寺に改められた。政治よりも美に関心を寄せた義政が公家や武士、僧侶や文人たちと交流するなかで、ここから侘び・寂びといった日本人の文化の根幹となる東山文化が生み出された。銀閣(国宝)と称されるのは観音殿のことで、義政は完成を見ることなく亡くなっている。

義政時代の遺構として銀閣と東求堂が残る 義政時代の遺構として銀閣と東求堂が残る

白砂の庭園と調和する銀閣のたたずまい

方丈の前庭には白砂で波型を描いた銀沙灘(ぎんしゃだん)があり、円錐形の向月台(こうげつだい)が配されているが、いずれも義政亡きあといつ誰によって作られたのかはわかっていないのだとか。銀閣は二層の楼閣で、下層は心空殿(しんくうでん)と呼ばれる和様の住宅、上層の潮音閣(ちょうおんかく)は観音像を安置する仏堂だ。銀閣と呼ばれてはいるものの、銀箔が貼られた痕跡はないという。本堂の隣には東求堂(とうぐどう)が立ち、四畳半の同仁斎(どうじんさい)と称する義政の書斎が遺る。錦鏡池(きんきょうち)を中心とする庭園は、国の特別史跡かつ特別名勝。池に映りこむ庭園と瀟洒な銀閣の姿もぜひ見ておきたい。

元は義政の持仏堂であった東求堂。国宝に指定される 元は義政の持仏堂であった東求堂。国宝に指定される

山の上から展望する風雅なる境内

庭園を巡り、展望所にも足を運びたい。順路に沿って山肌を上がっていくと、樹木に覆われた銀閣寺の諸堂と庭園、さらに京都の街並みが見渡せる場所にたどり着く。晴れて空気が澄んだ日には、五山の送り火のひとつ「左大文字」まで見ることができる。祖父・義満が造営した威風漂う金閣に対し、義政が隠棲した銀閣。両方を拝観してみると、室町時代の華やかさと枯淡の趣の違いがあって興味深い。展望所から下っていくと木立の根元を覆う深緑の苔が美しく、庭園の見どころのひとつでもある。銀閣寺の近くには、日本画家・橋本関雪が営んだ白沙村荘や、哲学の道に沿って法然院や安楽寺などの古寺も点在するので、散策しながら訪ねてみるのもおすすめだ。

白砂の庭に季節の木々が彩りを添える 白砂の庭に季節の木々が彩りを添える

スポット詳細

住所
京都府京都市左京区銀閣寺町2
電話番号
0757715725
時間
[3/1-11/30]8:30-17:00
[12/1-2月末]9:00-16:30
休業日
年中無休
料金
【拝観料】
[大人・高校生以上]500円
[小人(小・中学生)]300円
駐車場
なし
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
滞在目安時間
30-60分

情報提供: ナビタイムジャパン

アニメスポット情報

※ナビタイム調べ

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