博多座
非日常の世界へ誘う九州でも有数の演劇専用劇場
九州における演劇文化復興のシンボル
古くはオッペケペー節で一世を風靡し「新劇の祖」とも呼ばれた川上音二郎、現代では小松政夫など、芸どころ博多は多くの有名人を輩出している地域だ。歴史をひもとけば、福岡には明治から大正、昭和初期にかけて大小の劇場が建ち、大いに賑わっていた。しかし映画館への移行や閉館が相次ぎ、1960年代以降、演劇専用の劇場は消滅。そんななか、大型商業演劇に対する地域の人々の要望を受け、博多座は経済界、興行界、行政が一体となって演劇興行を行う日本初の公設民営劇場として1999年(平成11)に誕生した。
劇場の雰囲気は和洋折衷の魅力を凝縮
地下鉄中洲川端駅の7番出口に直結している「博多座」。劇場に直行する前に地上に出て建物を眺めてみると、洋風の建築様式に和風の装飾が施された重厚感のあるたたずまい。正面入り口に掲げられた赤い提灯には、縄をあしらった劇場のロゴが入っている。このロゴは、博多が生んだ絵師・西島伊三雄氏がデザインを手がけたもので、博多人が熱狂する祭「博多祇園山笠」の山(神輿に相当するもの)を担ぐときに使う舁き縄(かきなわ)をモチーフにしたもの。歌舞伎上演にもよく似合う和のエッセンスが感じられる。しかし、いざ館内に足を踏み入れると、エントランスホールの豪華なシャンデリアがお出迎え。優雅な曲線を描く階段が目をひく吹き抜けのロビーなど、一転して貴賓をもてなす洋の雰囲気に包まれ、観劇への期待も高まっていく。
工夫を凝らした設計で客席と舞台が一体化
「博多座」の特徴は、どの席からでも迫力のある演劇を楽しめる工夫にある。横幅20m、奥行き21mの舞台を望む客席は三層構造。1階の左右ブロックにある座席は一段高く中央に向いているので視界が広く、2階、3階のバルコニー席は舞台全体を見下ろせる視点がおもしろい。1階席の一部は可動式になっており、オーケストラピットにすればミュージカルの生演奏、せり上げれば舞台の延長(エプロンステージ)として使える。歌舞伎なら客席を貫く花道も作れ、多様な演目に合わせて変幻自在といったところだ。演者の息づかいも感じられそうな最高の空間。リーズナブルな席を選べば、5000円前後で観劇できる演目もある。
食事にお土産、休憩時間も満喫すべし
公演によって休憩時間に違いはあるものの、歌舞伎の幕間ともなれば30分の長い休憩1回と10-20分の休憩が1、2回(演目による)と意外に長い。30分休憩で食事しておけば、観劇中にお腹が鳴ることもなく芝居に集中できるというもの。博多座には、会席や割烹料理を提供するレストランから、色とりどりのお弁当、カフェや石釜焼きのベーカリーまでそろっている。人気のお弁当は開演前に売り切れることもあるので、劇場に着いたら即購入が安心。売店に並ぶお土産は、オテルオークラ福岡と初コラボしたクラフトビール(750円)、博多座オリジナルマスクケース(500円)などがユニーク。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
このスポットを紹介している記事
アクセス
最寄り

- NEARBY HOTELS -
周辺のホテル
- NEARBY RESERVED PARKING -
周辺の予約制駐車場
【予約制】akippa ベッセルイン博多中州 駐車場【平日・土曜】
250m

【予約制】akippa ベッセルイン博多中州 駐車場【日曜・祝日】
250m

【予約制】akippa 奈良屋町5-9駐車場【1】【利用時間:8:00-23:00】
337m
