北九州市漫画ミュージアム
漫画文化をつないでいく貴重なミュージアム
「見る」「読む」「描く」で漫画の魅力を発信
『銀河鉄道999』や『宇宙海賊キャプテンハーロック』で知られる松本零士、『ハートカクテル』の、わたせせいぞう、『シティーハンター』の北条司、『まんだら屋の良太』の畑中純ら、北九州にゆかりの深い漫画家やクリエーターは多い。JR小倉駅北口に隣接するビル「あるあるCity」の5階・6階に入る「北九州市漫画ミュージアム」は、イラストレーターとしても活躍する、わたせせいぞうが名誉館長を務める漫画関連の総合的ミュージアム。作品や作家の関連資料を収集し、「見る」「読む」「描く」の3つのテーマで漫画の魅力を発信している。館内は5階の企画展フロアと6階の常設展示フロアに分かれており、6階のエントランスでは等身大のキャプテンハーロックのフィギュアが出迎えてくれる。そこからまずは「北九州発・銀河行き-松本零士を生んだ街-」というコーナーに進む。ここでは、松本零士の生い立ちや業績をアニメ作品やインタビュー映像などを交えながら紹介。創作の秘密などに触れることができる。
戦後の漫画の歴史と世相を俯瞰するコーナーも
続く「漫画の七不思議」のコーナーでは、漫画ができるまでの過程やコマの割り方など、漫画の描き方をわかりやすく説明。『ストップ!にいちゃん』で往年の漫画ファンに知られる関谷ひさしが実際に使っていた机も展示され、漫画家のリアルな姿により近づける。「漫画タイムトンネル」には、1945年(昭和20)から現代までに発行された代表的作品の漫画単行本第1巻が年代順にずらりと並ぶ。戦後の漫画の歴史と世相を俯瞰でき、昭和世代には懐かしく、平成生まれ以降の世代には新鮮に映る人気コーナーだ。展示されている単行本は実際に手に取って読むことができ、2巻以降は「閲覧ゾーン」でゆっくり読める。
幅広い時代の単行本7万冊を自由に読める
「閲覧ゾーン」は、このミュージアムが所蔵する約7万冊の漫画単行本を自由に読むことのできるコーナーだ。すでに書店では手に入らなくなった年代ものやレアな作品もあり、さまざまな世代をひきつけている。読みたい漫画が見つからないなど、漫画に関する相談ができるソムリエカウンターもあり、ファンにとっては天国のようなところ。一日いても時間が足りないくらいだ。有名作家の原画や「北九州国際漫画大賞」受賞作などを展示する企画展も見逃せない。
スポット詳細
- 住所
- 福岡県北九州市小倉北区浅野2-14-5 あるあるCity5F・6F 地図
- エリア
- 北九州エリア
- 電話番号
- 0935125077
- 時間
- [通常]11:00-19:00(入館は18:30まで)
- 休業日
- 火(祝の場合は翌日)、年末年始、館内整理日
- 料金
-
[常設展示入館料]一般480円、中高生240円、小学生120円、小学生未満無料
※企画展観覧料は別途料金 - 駐車場
- なし
- 電子マネー/スマートフォン決済
-
可(PayPay)
※一部 - Wi-Fi
- あり(あるあるCity館内のフリーwi-fi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン