風頭公園

公園/緑地

長崎の港と街を一望できる緑豊かな公園

季節を感じる緑豊かな園内を散策しながら、海の向こうに思いを馳せた幕末の志士たちも眺めたであろう、長崎のダイナミックな景色を堪能しよう。サンセットから夜景までの変わりゆく景色は圧巻だ。

一歩、足を踏み出した坂本龍馬之像。春になると周囲は桜の花で埋め尽くされる} 一歩、足を踏み出した坂本龍馬之像。春になると周囲は桜の花で埋め尽くされる

パノラマに広がる絶景に癒やされる

長崎市街地を見下ろす眺めのよい公園。展望台からは長崎市のシンボル稲佐山(いなさやま)を正面に、南北に延びる長崎港と、すり鉢状に広がる市街地を一望できる。夕暮れどきから夜にかけては「世界新三大夜景」にも選ばれた美しい長崎の夜景も。また春は桜の名所として多くの人で賑わい、梅雨から初夏にかけては色とりどりのアジサイが迎えてくれるなど、訪れる時間や季節によって違った雰囲気を楽しめるのも魅力のひとつだ。公園内には幕末の志士「坂本龍馬之像」や司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』の文学碑も立つ。こちらは絶好のフォトスポットとなっているのでぜひ立ち寄りたい。

展望台からの眺め。左手、坂本龍馬がまさに長崎港を望んでいるように見える} 展望台からの眺め。左手、坂本龍馬がまさに長崎港を望んでいるように見える

熱い想いが込められた像

長崎における坂本龍馬の功績を讃えようと、全国に向けて募金活動を行い、1989年(平成元)に建てられた坂本竜馬之像は、長崎市在住の彫刻家・山崎和國氏が制作した。台座までは1.2m、全体の高さは3.2mあり、像の背後には海援隊の旗をなびかせ、堂々とした表情で長崎市街地を見下ろしている。また、龍馬ファンのバイブル、司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』の一節を抜粋した文学碑には、龍馬が長崎に向かう船上で「やがては日本回天の足場になる」と熱く語る場面が刻まれている。長崎に込めた龍馬の想いが伝わってきそうだ。

龍馬之像に隣接している「竜馬がゆく」文学碑} 龍馬之像に隣接している「竜馬がゆく」文学碑

歴代の墓所を巡れば身近に感じる歴史の数々

公園内を散策すると、日本初の商業カメラマン「上野彦馬」の墓地をはじめ、海外との貿易や交流のなかで欠かせない通訳を担っていた唐通事(とうつうじ)や阿蘭陀通詞(おらんだつうじ)の墓地もあり、長崎の歴史の深さを肌で感じることができる。風頭周辺は江戸時代、長崎最大の石材産地だった場所。長崎市内の名所「眼鏡橋」や「諏訪神社」の鳥居などに使用された石材は公園内にある石切り場から運ばれている。現在も石切り場跡が残り、ダイナミックなクサビの痕跡を見ることができる。

有名な坂本龍馬の肖像写真を撮影した上野彦馬の墓地} 有名な坂本龍馬の肖像写真を撮影した上野彦馬の墓地

龍馬之像や展望台から階段で下ると石切り場跡が見えてくる} 龍馬之像や展望台から階段で下ると石切り場跡が見えてくる

長崎の春の風物詩「凧揚げ」の名所

風頭公園といえば、地元の人は「ハタ揚げ」を思い浮かべる場所でもある。長崎では「凧」のことを「ハタ」と呼び、毎年4~5月上旬頃に吹く南風を利用してハタ揚げ合戦が行われている。おもしろいのは、ハタを高く揚げるのではなく、ほかのハタと糸を掛け合い、相手のハタの糸を切って落とすというもの。糸は「ビードロヨマ」と呼ばれ、細かく砕いたガラスが練り込まれている。この糸が切り合いの大きな要素になっている。公園内には「ハタ揚げ広場」という見晴らしのよい小高い丘があり、自由にハタ揚げを楽しむことができる。隣接する小川ハタ店(長崎ハタ資料館)では、気軽に揚げることのできるミニ凧も販売。ハタ揚げにチャレンジしてみるのもオススメだ。

広い空が広がるハタ揚げ広場、ゆっくりとくつろげるベンチもある} 広い空が広がるハタ揚げ広場、ゆっくりとくつろげるベンチもある

公園入り口には園内の案内マップがあるので、気になるスポットの確認を} 公園入り口には園内の案内マップがあるので、気になるスポットの確認を

スポット詳細

住所
長崎県長崎市伊良林3-510-6 他 map map 地図
エリア
長崎エリア
電話番号
0958228888
料金
無料
駐車場
なし
クレジットカード
不可
備考
※電話番号は長崎市あじさいコールに繋がります。

情報提供: ナビタイムジャパン

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アクセス

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最寄り

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