パッチワークの路
二度と同じ表情は見られない、自然が大地に描く壮大なパッチワーク
うねうねの大地を彩るパッチワーク模様
旭川から国道237号を通り車で約30分。美瑛坂を下る途中に「パッチワークの路」「ケンとメリーの木」「セブンスターの木」などと書かれた看板が見えてくる。右折してゆるやかな坂道をどんどん上る。道の両側には起伏のある畑が広がり、畑では大型のトラクターがゆっくりと走っている。このエリアに広がる畑は、連作による不作を防ぐために、同じ畑でも毎年のように作物を変えて育てている。その作物が緑や黄色、白、茶色など、カラフルなパッチワークに見えることから「パッチワークの路」と名づけられた。この「パッチワークの路」から見える光景は毎年異なり、同じ景色は二度と見ることができないのだ。
どこを撮っても絵になる景色
美瑛の丘は3000年前頃に火山の噴火が集中したことで、泥流や火山灰などが堆積して自然に形成されたといわれている。その美しい丘景色で撮影されたCMやポスターも数多く、それをきっかけに人気となったスポットが点在。青空と畑の緑を背にたたずむ「ケンとメリーの木」、パッチワークの路一帯を一望できる場所にある「セブンスターの木」、農作物の彩る美しい景色が見られる「かしわ園」など、絵になる風景ばかり。思わず写真を撮りたくなるスポットに次々と出合える。パッチワークの光景を楽しめるのは6~10月上旬まで。11月下旬からは雪が舞い降り、冬は雪化粧をし、一面真っ白の幻想的な姿に一変する。
自転車で周るのもおすすめ
パッチワークの路を狭い範囲で観光するなら、レンタサイクルの利用ができる。気持ちのいい風を感じながら周遊すると、より北海道の魅力が肌で感じられるだろう。ただしここは丘。アップダウンが多いので電動アシスト自転車がおすすめ。「パッチワークの路」の入り口付近にある「ぜるぶの丘」は、広大な敷地に花が咲き誇り、色鮮やかな景観が魅力。晴れた日には展望台から大雪山連峰を眺めることができる。ジンギスカンが味わえるレストランもあり、ひと休みに最適な場所だ。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン