オタトマリ沼
トレッキング気分も味わえる利尻島一の観光スポット!
沼の周りを1周してトレッキング気分を満喫
利尻島に来る観光客は必ず訪れるというオタトマリ沼。島最大の湖沼で、29万平方メートルという広大な沼浦湿地内にある。オタトマリは、アイヌ語で「砂浜のある入り江」という意味。利尻島は火山の噴火でできた岩場ばかりだが、その名のとおりオタトマリ沼からほど近いところに、島で唯一砂浜の広がる沼浦海岸がある。利尻島に来ると、利尻山にアタックする登山客に多く出会う。ついつい「自分も記念に登ってみたい」と思うところだが、簡単に登ることができない中-上級者向けの山だ。トレッキング気分を気軽に味わうなら、オタトマリ沼を1周するのがオススメ。沼の外周は約1kmで、20-30分ほどあれば歩ける。湖畔の遊歩道は未舗装のため、結構ハードだ。1周するだけで達成感がある。
縄文時代にできた湖沼には野鳥が訪れる
沼浦湿原は、利尻島とともに利尻礼文サロベツ国立公園を形成する「サロベツ湿原」と同じく、湿原の最終形態とされる「高層湿原」だ。この湿原は、マグマの水蒸気爆発でできた火口跡に「縄文海進」で水が溜まって形成されたと考えられている。縄文海進とは、縄文時代前期に起こった海面上昇により、日本各地で海水が陸地奥深くへ浸入した現象のこと。沼浦湿原には、日本最北のエゾアカマツの原生林が広がる。利尻島には、ヒグマやヘビは生息していないので、野鳥にとっては格好の繁殖・休憩地だ。夜には星空観察も楽しめる。
足を延ばしてあの銘菓のパッケージの舞台へ
オタトマリ沼が有名なのは、もうひとつ理由がある。それは北海道銘菓の「白い恋人」のパッケージに描かれた場所であることだ。「北海道にもスイスのように美しい山並みがあることを知って欲しい」との思いからこの景色が採用された。オタトマリ沼から車ですぐの沼浦展望台が、そのモデルとなった場所。別名「白い恋人の丘」。この場所でプロポーズをすると、白い恋人の製造元である石屋製菓公認の「プロポーズ証明書」をもらえる。プロポーズ証明書の発行は、鴛泊(おしどまり)フェリー港内の「利尻富士観光協会」にて。プロポーズの証拠写真が必要なので、大切な瞬間を写真に収めるのを忘れずに!
グルメも土産物も楽しめる島随一の観光地
利尻島一の観光スポットいうこともあり、オタトマリ沼周辺は土産物店や飲食店が充実。利尻昆布の専門店や、ホタテ焼きやウニの軍艦巻き、ホッケのかまぼこなど、利尻の海の幸をふんだんに使った料理についつい手が伸びてしまう。ソフトクリームもオススメだ。店ごとに「熊笹ソフト」「万年雪ソフト」「はまなすソフト」など、特色あるフレーバーが並んでいる。オタトマリ沼へは、フェリーが停まる鴛泊港・沓形港のどちらからでも30分ほど。定期観光バスや路線バスでも訪れることができる。
スポット詳細
- 住所
- 北海道利尻郡利尻富士町鬼脇 地図
- エリア
- 利尻・礼文エリア
- 休業日
- 11-4月
- 駐車場
- あり
- クレジットカード
-
可(VISA、MasterCard)
※一部の店舗のみ - 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり
- 喫煙
- 不可
情報提供: ナビタイムジャパン