襟裳岬

崎/岬

強風が名物の襟裳岬では、風に打たれて自然のパワーを感じよう

北海道を菱形に見立てたときに、下の角に当たるのが襟裳岬だ。襟裳岬は南北約150㎞にわたって連なる日高山脈が、徐々に標高を下げて海に沈むところでもある。強風の名所で、自然が生み出した圧倒的な風景が見どころだ。

沖合まで続く岩礁は、海に潜った日高山脈の頭の部分だ 沖合まで続く岩礁は、海に潜った日高山脈の頭の部分だ

襟裳岬は日高山脈の南端が海に沈んだ場所

「えりも岬観光センター」で車を停めたら、さっそく岬へ進もう。襟裳岬はとにかく風が強い。帽子などが飛ばされないよう注意しよう。寒流の親潮と暖流の黒潮が沖で出合う海域であることから、1年のうち100日間は濃霧が立ち込めている。岬の見学は、比較的霧が出にくい午前中に済ませるのがいいだろう。北海道の背骨と呼ばれる日高山脈は、標高2052mの幌尻(ぽろしり)岳を最高峰に、南に向かって徐々に標高を下げ、ここ襟裳岬で太平洋に沈む。80mほどある断崖絶壁の岬から沖に目をやると見える岩礁は、海中に沈んだ日高山脈のてっぺんなのだ。

駐車場にある「えりも岬観光センター」。館内には『襟裳岬』の曲が流れている。\トイレはここか、50mほど襟裳岬側にある公衆トイレで済ませよう 駐車場にある「えりも岬観光センター」。館内には『襟裳岬』の曲が流れている。\トイレはここか、50mほど襟裳岬側にある公衆トイレで済ませよう

歩道をのんびり1周しても30分ほどで観光ができる 歩道をのんびり1周しても30分ほどで観光ができる

風に吹かれて往年の名曲『襟裳岬』を楽しむ

霧と岩礁の襟裳岬は海の難所。ここを航行する船の安全を守ってきたのが襟裳岬灯台だ。1989年(明治22)に点灯し、第二次世界大戦で爆撃されたのち、1950年(昭和25)に再建された。灯台の近くには歌碑が2つあるので探してみよう。歌碑にはそれぞれ森進一と島倉千代子による『襟裳岬』の歌詞が書かれている。どちらも昭和の時代にヒットし、襟裳岬を観光地として全国区に押し上げた名曲だ。さらに歩くと、襟裳岬の強風を体感できる「風の館」がある。もしも強風ではない日に襟裳岬を訪れた時は、「風の館」で強風体験をしておこう。

日本の灯台50選にも選ばれた美しい襟裳岬灯台 日本の灯台50選にも選ばれた美しい襟裳岬灯台

『襟裳岬』の歌碑(左:森進一、右:島倉千代子) 『襟裳岬』の歌碑(左:森進一、右:島倉千代子)

名物・日高昆布は長年にわたる努力の賜物

アイヌの物語や伝承に彩られた景勝地は、国指定名勝「ピリカ・ノカ(アイヌ語で「美しい・形」の意)」に選出されており、襟裳岬もこのひとつだ。アイヌの人々は、襟裳岬を「カムイ(神)が宿る聖なる岬」と呼び、岩礁に昆布が打ち上げられても、「えりもさまのおヒゲ」と呼んで決して採取しなかったという。襟裳岬の北東に広がる全長12㎞の百人浜は、夏になると昆布干しでいっぱいになる。えりも町は明治期に、開拓などの影響で「えりも砂漠」と呼ばれるほどに緑が失われてしまった。65年以上かけた緑化事業の結果、山の土壌が海に流れ込み、栄養となって豊かな漁場がよみがえった。えりも町が85%の水揚げ量を誇る日高昆布は、町の人々の努力の結晶でもある。

襟裳岬から百人浜に向かう途中にある「百人浜の展望台・緑化事業観察塔」からは、百人浜を一望できる 襟裳岬から百人浜に向かう途中にある「百人浜の展望台・緑化事業観察塔」からは、百人浜を一望できる

黄金道路&トンガリロードを爽快にドライブ

帯広からは路線バス(要乗継)かレンタカーなどで向かおう。国道336号を南に進むと、広尾町からえりも町までの33㎞を結ぶ「黄金道路」に入る。黄金道路の計画が持ち上がったのは江戸時代のことだが、実際に着工されたのは1927年(昭和2)。断崖絶壁が続く場所で、工事には7年の歳月と「黄金が敷き詰められるほど」の費用がかかったという。札幌方面からなら、えりも町市街地から襟裳岬を抜け、百人浜を経由して黄金道路を通るルートがベスト。この黄金道路を含む、4つの町(えりも町、様似町、浦河町、広尾町)を通る国道(黄金道路、天馬街道、日高耶馬渓街道)は「とんがりロード」と呼ばれている。太平洋を横目に、四季折々の自然を楽しめるドライブルートだ。

建設に莫大な費用がかかったことから「黄金道路」と呼ばれるようになった 建設に莫大な費用がかかったことから「黄金道路」と呼ばれるようになった

スポット詳細

住所
北海道幌泉郡えりも町えりも岬
電話番号
0146624626
休業日
無休
駐車場
あり(200台)
クレジットカード
不可

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 岬の突端へ
    4.0 投稿日:2020.11.21
    森進一の歌で有名な襟裳岬。駐車場近くに観光施設、灯台、歌の石碑などが集まっているが、岬の突端はそこから階段を下りて細い遊歩道を進んだところ。特に何かがある/何かが見える訳ではないか、強風を浴びながら「襟裳岬突端」と記された標識と一緒に記念撮影すれば満足感が得られるかも。
  • 風が強くはなかった
    4.0 投稿日:2020.09.11
    風の館入り口付近から散策路が伸びています。灯台は小さめです。展望台から岬の景色を楽しむことができます。晴天で風の弱い日でしたので、岬の先まで快適に歩けました。島倉千代子さんと森進一さんの襟裳岬の歌詞が刻まれた石碑があります。駐車場にある公衆トイレは使用禁止でした。
  • アザラシには遭遇できず
    3.0 投稿日:2020.08.29
    帯広空港からは思ったより遠く感じました。ゼニガタアザラシには遭遇できず。仮に遭遇できてもかなり遠距離でしか見れないので期待はあまりしない方が良さそうです。(ナミビアでは目の前でした)ただ、空気が澄んでいて気持ちいいところでした。

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