千歳鶴酒ミュージアム
北海道・札幌の地酒、酒造りについてよくわかる
北海道の酒を知りたければまずはここへ
「千歳鶴酒ミュージアム」は、日本清酒が運営している施設。公共交通機関で行くには地下鉄東西線バスセンター前駅を利用するのがいちばん近い。9番出口から出て南へ歩いて5分で到着する。また、札幌二条市場からもまっすぐ東へ向かって行くと建物が見えてくる。約6分という距離なので、買い物の前後に立ち寄るのもおすすめのスポットだ。
地元でも定着している「千歳鶴」の呼び名
1872年(明治5)、石川県からやってきた柴田與次右衛門(ようじえもん)が、造り酒屋「柴田酒造店」を開いたのが始まり。最初はどぶろくを造っていたが、数年後には清酒の製造を開始したといわれている。1897年(明治30)、いくつかあった同業者を束ね、日本清酒の前身となる「札幌酒造合名会社」を設立。1924年(大正13)に株式会社となり、1928年(昭和3)には政府の要請に応え、さらに8企業を加え、「日本清酒株式会社」となった。このときに、統一銘柄を「千歳鶴」と決定。千歳鶴を社名だと思っている地元の人も多く、それだけこの銘柄が定着しているというのがわかる。
酒造りの奥深さが垣間見える展示の数々
ミュージアムの中は落ち着いた雰囲気。酒造りの資料などが展示されている。なかでも、「現代の名工」にも選ばれた3代目の杜氏・津村弥(わたる)さんの醸造記録のノートは必見。きめ細かな観察と記録がおいしい酒を造ってきたのだということがわかる。
定番や、ここでしか買えない限定酒も販売
ミュージアムには直売所もあり、定番の銘柄や蔵元限定酒などを販売している。蔵元限定酒は、鶴の絵が描かれたオリジナルふろしきに包まれていてお土産にぴったりだ。その場で瓶に詰めてくれる純米吟醸生酒もミュージアム限定となっている。現在の6代目杜氏・市澤智子さんは千歳鶴初の女性杜氏。全国新酒鑑評会や札幌国税局主催新酒鑑評会にて金賞を受賞し、全国から注目を集めている人物だ。時期によっては、金賞を受賞した酒を購入することもできるのでチェックを。また、休み処ではさっぱりした風味の酒粕ソフトクリームも味わえる。
スポット詳細
- 住所
- 北海道札幌市中央区南3条東5-2 地図
- 電話番号
- 0112217570
- 時間
- 10:00-18:00
- 休業日
- 年末年始
- 料金
- [入場料]無料
- 駐車場
- あり(5台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPay、d払い)
- Wi-Fi
- あり(Chitosetsuru-SakeMuseum)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 車椅子での入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン