くしろ湿原ノロッコ号

観光鉄道(トロッコ等)

釧路湿原をゆっくり走り抜ける、大人気の期間限定観光列車

釧路湿原の大自然を眺める「くしろ湿原ノロッコ号」は人気の観光列車。途中下車してアクティビティを楽しむもよし、終点から違うエリアに旅立つもよし。

気さくな車掌さんとノロッコ号。車掌の制服はノロッコ号だけのオリジナルだ(写真は2021年度運行時のもの)} 気さくな車掌さんとノロッコ号。車掌の制服はノロッコ号だけのオリジナルだ(写真は2021年度運行時のもの)

大人気のノロッコ号。予約は1か月前から

くしろ湿原ノロッコ号は、JR釧路駅を出発し、塘路(とうろ)駅まで釧路湿原を走り抜ける、4~10月(例年)の期間限定の観光列車だ。釧路川の流れと並走するように走る車窓からは、釧路湿原の雄大な眺めを楽しめ、時折、野生のエゾジカやタンチョウなどが顔を出す。1号車が自由席で残りの2~4号車が指定席。自由席はいわゆる一般のボックス席の車両なので、指定席(展望車)を事前に取っておくのがおすすめ。指定席の予約は1か月前から。車内には販売カウンターがあり、お土産や車内限定販売のスイーツが購入できる。釧路駅からの乗車なら、駅前の和商市場で名物の「勝手丼」を購入して持ち込む人も多い。

指定席の様子。車窓を向いた席とボックス席がある。人気の席はすぐに埋まってしまう} 指定席の様子。車窓を向いた席とボックス席がある。人気の席はすぐに埋まってしまう

自然のフレッシュな空気を胸いっぱいに

釧路駅を出発すると、すぐに釧路川に架かる鉄橋を通過する。このあとノロッコ号は、釧路川に沿って走行する。川下りをするカヌーを楽しむ人の姿や、釧路湿原の向こうに見える阿寒の山々などを眺めながら、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込もう。車内にはアナウンスが流れ、見どころではゆっくり走るなど観光列車らしい細やかな気づかいがある。新釧路川と釧路川の分岐には新旧2つの水門が並ぶ場所があり、ノロッコ号の見どころのひとつになっている。途中、エゾシカやキタキツネが現れると、車両内に歓声が上がる。野生の動物を見かけると気分はやっぱり高まるのだ。ちなみに指定のボックス席を予約する場合、塘路駅行きは偶数席のA~C席、釧路駅行きは奇数席のA~C席だと、それぞれ進行方向に向く席を確保できる。

中央に見えるのが新水門。1990年(平成2)に完成したものだ} 中央に見えるのが新水門。1990年(平成2)に完成したものだ

湿原内は立ち入れる場所が限られているので、川にこれだけ近づけるのもノロッコ号の醍醐味} 湿原内は立ち入れる場所が限られているので、川にこれだけ近づけるのもノロッコ号の醍醐味

数日間だけの運行と、さらにレアな夕陽ノロッコ号

停車駅は、東釧路駅、釧路湿原駅、細岡駅と終点の塘路駅。途中駅で降りて、釧路湿原を散策することもできる。乗り降り自由のきっぷではないので、下車してまた乗る予定がある場合は、きっぷの準備と発車時間のチェックを忘れないように。旅慣れた人は、行きはノロッコ号、帰りはカヌーで釧路湿原を満喫している。ただでさえ特別なノロッコ号だが、さらにレアなのは日没時間帯に数日間限定で運行する「夕陽ノロッコ号」だ。釧路湿原は水蒸気の影響で、夕焼けが特に赤く美しいという。建物ひとつない湿原が夕焼けに染まるなかを、ノロッコ号はゴトゴトと音を立てて走り抜けていく。日常の喧騒を忘れられる瞬間だ(2023年度「夕陽ノロッコ号」の運行は9月20~22日と10月13~15日の6日間)。

湿原が夕陽に染まる風景が車窓に広がる感動的な体験ができる} 湿原が夕陽に染まる風景が車窓に広がる感動的な体験ができる

ノロッコ号運転期間中にだけ販売される「湿原のパン」(400円[税抜き/2023年])。釧路駅構内のレフボンJR釧路店で販売。こちらもすぐに売り切れるので見つけたら即購入を} ノロッコ号運転期間中にだけ販売される「湿原のパン」(400円[税抜き/2023年])。釧路駅構内のレフボンJR釧路店で販売。こちらもすぐに売り切れるので見つけたら即購入を

スポット詳細

住所
北海道釧路市北大通14-5 map map 地図
電話番号
0112227111
時間
例年4月下旬-10月上旬
※詳しくはJR北海道HPで要確認
料金
[おとな片道運賃(釧路-塘路)]640円
※指定席料金別途840円
駐車場
なし
備考
※電話番号はJR北海道電話案内センターに繋がります。

情報提供: ナビタイムジャパン

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