善光寺 本坊 大勧進
善光寺をより深く楽しむための知識を得られる展示の数々は必見!
善光寺山門手前にある美しい橋と大門
善光寺に向かって歩いていると山門の手前の左側に立派な石橋とその奥に大門が見える。ここが大勧進宝物館のある「信州善光寺 本坊 大勧進」だ。大勧進とは、人々に仏法を説き民衆に善い行いをするようにすすめていく「勧進」を意味し、民衆の教化と寺院の維持管理の役割を持っている。石橋の下には、地元で「亀の池」と呼ばれて親しまれている放生池が広がっている。1783年(天明3)から1787年(天明7)の天明大飢餓の際、大勧進が窮民救済のため蔵米を放出、そのお礼として関係者が築造したと伝えられている池だ。
皇室や善光寺にゆかりのある歴史的に著名な人々の貴重な展示が多数
大門を通り、左側にあるのが宝物館。中に入ると急に空気が変わったような静謐な雰囲気に。まず見ることができる行在所(あんざいしょ)は、200年以上前に奥書院として建てられ、明治天皇が御泊御休になって以降、大正・昭和各天皇、皇族の多くの方が訪れ使用した場所だ。その奥に1号館と2号館と展示室があり、1号館はかつて長野の川中島の戦いで死闘を繰り広げた善光寺にゆかりのある武田信玄公・上杉謙信公の御位牌が静かに並び立つ。ほかにも重要文化財の阿弥陀聖衆来迎図(あみだしょうじゅらいごうず)や聖徳太子像、釈迦涅槃像などを展示。皇室関係では明治天皇や大正天皇の礼服をはじめ、皇女和宮が愛用した品々を見ることができる。
善光寺参拝前に見ておくべき! 善光寺の歴史的資料や宝物、古瓦なども多数
1号館を抜け、渡り廊下を歩くと2号館が見えてくる。木造りの雰囲気ある建物内にはおもに、善光寺住職の肖像画、天台宗開創の地である天台山を描いた『天台山図』や「南無阿弥陀仏」と書かれた歴代善光寺住職の書や愛用品の数々、奈良時代の善光寺の古瓦、江戸時代の善光寺縁起絵などを展示する。なかでも必見は日本で最も古い設計図といわれている善光寺の伽藍造営図。これを見てから善光寺を眺めるとまた違った視点で楽しめるのでぜひじっくり鑑賞してほしい。
厄除けのお寺として全国的にも有名な大勧進
大勧進宝物館を堪能したあとは、敷地内を見てまわろう。まずは宝物館の前、大勧進の中心部分にある萬善堂(まんぜんどう)という本堂へ。十一間四面の広大な御堂には善光寺と同じ阿弥陀如来様が御本尊として祀られている。また境内の右側にはカラフルな外観の不動堂(護摩堂)が建つ。大勧進は「厄除けのお寺」として知られ、そのなかでも「善光寺不動尊」として広く親しまれているのがこの不動堂で祀られている「厄除不動尊」だ。大勧進では6種類の御朱印をいただけるので、集めている人はぜひ授与所に立ち寄ろう。
スポット詳細
- 住所
- 長野県長野市元善町492 地図
- エリア
- 長野市周辺エリア
- 電話番号
- 0262340001
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、nanaco、WAON、楽天Edy)
- Wi-Fi
- あり
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
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