重要文化財 松下家住宅
江戸時代中期の暮らしを現代に伝える
古い歴史を持つ豪農・松下氏の邸宅。主屋の建築年代は、文政3年(1806)もしくはそれ以前のものと考えられ、主屋北側に建設された土蔵は明和9年(1772)の建設で、見学も可能。屋根は現在鉄板葺であるが当時は石置板葺きだった。細長い土間の片側に、前後3列に配置された部屋、土間の下には馬屋等が並ぶ。建築年代が19世紀に入っているため、主屋の中央にあった居間が分割されたり台所が拡大されて数室に区切られるなど、複雑な間取りになっている。