マリア地蔵
悲しい歴史を刻むマリア地蔵
長野県奈良井宿の中ほどに位置する大宝寺の境内にあるマリア地蔵。天正10年(1582)に建立された大宝寺は、信州・木曽霊場・七福神めぐりの寺でもあり、知恵と寿命を与える寿老人の霊場寺としても有名。キリシタン禁制の江戸時代、頭部も抱かれた子どもも破壊されたマリア地蔵は、わずかに胸の十字架だけが残っている。かつて「子育て地蔵」の名を借り、頭のないその姿からは、かつての隠れキリシタンたちの悲しい歴史が感じられる。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン