いなか工芸館
飛騨の伝統文化である山中和紙(さんちゅうわし)を紹介する施設
山中和紙の色はがきや名刺用の紙など、オリジナル商品を販売している
山中和紙(さんちゅうわし)とは、飛騨市河合町で生産されている和紙。飛騨地方では鎌倉時代初期から製紙業が盛んになり、室町時代には貴族間での贈り物に用いられるほどの高級品だった。そんな飛騨地方の紙の産地のなかで最も山奥にあったことから、この名が付いたといわれている。一般的な和紙の製法は、原料となる楮(こうぞ)を刈り取ったあとに蒸して皮をはぎ、黒皮を取り除いた白皮のみを使用する。乾燥させて保管していた白皮を水で戻してから煮て、あく抜きをした後に漂白をするのだが、山中和紙では雪上に楮をさらすことで自然漂白を行うのが大きな特徴。冷たい水と雪のなかでの作業が、素朴な紙の風合いを生み出しているそうだ。雪上に楮をさらす「雪さらし」ができるのは、もちろん雪がある時期だけ。「いなか工芸館」では、飛騨の冬仕事として脈々と受け継がれた伝統文化を守り伝える場所として、希望者には手漉き和紙の実演や見学、実習を受け付けている。希望者は、2週間前までに要予約。
スポット詳細
- 住所
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岐阜県飛騨市河合町角川709
地図
- エリア
- 飛騨エリア
- 電話番号
- 0577652912
- 時間
- 8:00-17:00
- 休業日
- 不定休
- 料金
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[入館料]無料
[かみすき実習費]1人1回500円(要予約) - 駐車場
- あり(10台)
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 山中和紙の体験と購入ができます
- 柏木さんというおばあちゃんが毎日山中和紙の作業を行っています。3階には飛騨の古い生活用具が展示されています。入館料は無料ですよ。
TripAdvisorクチコミ評価
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