阿多由太神社
古くから産土神として尊ばれている神社
JR高山駅より車で約25分ほどの距離にある古刹。はっきりとした創建は不明だが、三間社流見世棚造り・柿板葺きの本殿は室町時代初期の建築物に見られる、素朴で優雅な技法が特徴の建物だ。古くから木曽垣内・三日町・半田の一部の産土神として崇敬されており、江戸時代には「権現宮」と称されるこの地方の総社だったと伝えられている。飛騨地方の中世文化を示す遺構として、昭和36年(1961)に国指定重要文化財に登録された。