鈴木盛久工房

工房

1625年(寛永2)創業、南部鉄器・屈指の老舗

「鈴木盛久工房」店内。茶の湯釜、鉄瓶はもとより、銘々皿のような小物など多種多様な製品がディスプレイされている} 「鈴木盛久工房」店内。茶の湯釜、鉄瓶はもとより、銘々皿のような小物など多種多様な製品がディスプレイされている

南部藩主27代・南部利直(としなお)が盛岡に不来方(こずかた)城を築城し、新たな城下町を整備した慶長年間(1596~1615年)に始まるといわれる南部鉄器。鈴木家は1625年(寛永2)、鈴木越前守縫殿家綱(ぬいどのいえつな)が南部藩の御用鋳物師として召し抱えられて以来、歴代藩主の庇護(ひご)のもと南部鉄器を作ってきたという。鈴木家では代々、盛久を襲名しており、現当主は16代鈴木盛久(成朗)が継いでいる。鈴木家の当主で特に有名なのが13代鈴木盛久(繁吉)だ。「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」として国の指定を受けた、いわゆる人間国宝である。また、東京芸術大学の教授に就いた14代鈴木盛久(貫爾)はJR盛岡駅コンコースに展示されている「フクローの樹」のデザインを監修。さらに、15代鈴木盛久(志衣子)は南部鉄器史上初の女性釜師で、女性らしい感性の作品を残し、数々の賞を受賞している。店内には伝統的な鉄瓶や茶釜のほか、現代の日常生活に取り入れやすい製品も多々置かれている。鈴木盛久工房の特徴のひとつは美しいフォルムと深い錆色だ。独特の風格が漂う作品のなかからお気に入りの一点を探してみては?

南部鉄瓶の伝統的な霰(あられ)の文様が入った鉄瓶をはじめ、文様も形もさまざまな鉄瓶が並ぶ} 南部鉄瓶の伝統的な霰(あられ)の文様が入った鉄瓶をはじめ、文様も形もさまざまな鉄瓶が並ぶ

日常使いしやすい小物も多数ある。丸蝶や三角蝶の銘々皿各3850円、木の葉や古銭をモチーフにした茶托各3520円} 日常使いしやすい小物も多数ある。丸蝶や三角蝶の銘々皿各3850円、木の葉や古銭をモチーフにした茶托各3520円

手前は世界文化遺産に指定された国宝中尊寺金色堂の天蓋模様を写した香炉。13代盛久が中尊寺の依頼により製作したもの} 手前は世界文化遺産に指定された国宝中尊寺金色堂の天蓋模様を写した香炉。13代盛久が中尊寺の依頼により製作したもの

スポット詳細

住所
岩手県盛岡市南大通り1-6-7 map map 地図
電話番号
0196223809
時間
[月-金]9:00-17:00
[土]10:00-16:00
休業日
駐車場
なし
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy)
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
滞在目安時間
0-30分
車椅子での入店
可(狭いです)
乳幼児の入店
可(商品に触らなければ可)

情報提供: ナビタイムジャパン

クチコミ

  • 説明丁寧。南部鉄器の良さ、使用方法がとてもよくわかる。
    5.0 投稿日 : 2020.07.29
    かつては十三代目が南部鉄器の人間国宝で、現在は十五代目です。その十五代目の息子さんが丁寧に説明してくれました。とくに錆させない使用方法について、他のお店とは異なる説明でとても納得しました。また茶道具ですが可愛らしいデザインのものが多く、十五代目が女性だからでしょうか。他店の大量生産品とは異なり、完全受注生産とのこと。一つ一つが手作りです。そのため、納品まで一年くらいかかり、価格もややお高いです...

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アクセス

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