十勝まきばの家
豊かな自然のなかで、ワイン樽サウナを体験してみよう
小高い丘の上に立つ、自然にあふれた憩いの施設
「十勝まきばの家」へは、帯広市内から車で40分ほど、とかち帯広空港からだと50分ほどで到着。池田町東北部の丘陵地帯にあり、敷地からは北海道の雄大かつ牧歌的な景色が見渡せる。オープンしたのは1975年(昭和50)。当初は「まきばの家」という名で、都会と地域の子どもたちの交流を図るための町営施設としてスタートしたそうだ。2006年(平成18)に、池田町から株式会社大地へと運営が引き継がれ、現在にいたる。木々に囲まれた自然豊かな敷地内には、7つのログハウス風コテージ、自家製トマトを使ったパスタなどが味わえる「森のカフェレストラン」、屋内・屋外のドッグラン、キャンプ場、ワイン樽を使った珍しいサウナ、2021年(令和3)に誕生した「十勝まきばの家ワイナリー」など施設が充実。グリーンシーズンは、敷地内の散策路を歩くだけで、マイナスイオンたっぷりの森林浴が楽しめる。
日本初のワイン樽サウナ。熟成樽の中でセルフロウリュも
池田町は、日本で初めて自治体によるワイン造りが行われた町として知られる。池田町の人気スポット「ワイン城(池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)」で長年使われてきたヴィンテージワインの大樽を再利用して、2021年(令和3)の夏に敷地内に誕生したのが「ワイン樽サウナ」だ。サウナが好きな人の間で話題となり、全国からサウナファンが訪れている。森のなかに並ぶ大きなワイン樽はなかなかのインパクト。サウナの裏手にある水風呂も小さなワイン樽仕様としゃれている。サウナ樽内ではほんのりワインの香りがするアロマ水でセルフロウリュができ、まるで自分も樽の中で熟成されているような気分に。定員は1樽3人まで。日帰り客向けプランは1日9組限定で要予約。人気サウナなので早めに予約をしよう。料金は、サウナ利用80分+シャワー30分で1組6600円。
ワイナリーが誕生。ワイン目当てで訪れるのもOK
2021年(令和3)、敷地内に十勝管内で4番目となるワイナリー「十勝まきばの家ワイナリー」が誕生し、ワイン造りをスタートさせた。同施設のグループ会社が栽培したブドウを仕込み、セミスパークリング、白ワイン、ロゼと、風味豊かな7銘柄のオリジナルワインが完成。2022年(令和4)春に初めてお披露目となった。「清見(きよみ)ロゼ」と「清見セミスパークリング」は、池田町の伝統ブドウ品種「清見」を用いたもの。「翠嵐(すいらん)白ワイン」と「翠嵐セミスパークリング」は、十勝では希少なナイアガラ種とニューナイアガラ種を使ったワインだ。ワインの美しい色が映えるボトルに、「山舞(やままい)」「翠嵐」など漢字2文字の商品名を記したラベルは、スタイリッシュで和を感じさせる。そのたたずまいに引かれ、思わず手に取ってみたくなる。これらは「十勝まきばの家」事務棟内のショップで販売しているので、ぜひ立ち寄りたい。
愛犬と泊まれるコテージやキャンプサイトなども充実
当施設内では宿泊もできる。コテージエリアには、夕日の沈む様子を眺められる「サンセットコテージ」、大きな樹木に囲まれた「森のコテージ」、愛犬と泊まれる「ペット専用コテージ」のほか、敷地内にドッグランもあるので、愛犬と休日を楽しみたい人たちに人気だ。それぞれのコテージには、三方に窓がある「ガゼボ」という食事専用の建物があり、ここで肉や野菜を鉄板で焼いていただく。冬も宿泊可能だ。ちなみに、夏季のみ宿泊できるロッジもあり、こちらも愛犬と一緒に過ごせる。さらに、2022年(令和4)7月には屋外ドッグランのそばにキャンプサイトがオープン。一般のテントサイトのほか、キャンピングカー用サイトも用意されている。キャンプサイト近くには展望台へと続く坂道があり、20分近く歩くと、池田の町並みとその奥の日高山脈を一望できる見晴らしのよい展望台に到着する。体力に自信のある人は歩いてみるのもいいかもしれない。
スポット詳細
- 住所
- 北海道中川郡池田町清見144 地図
- エリア
- 十勝北部エリア
- 電話番号
- 0155726000
- 時間
-
[コテージ宿泊受付]9:00-18:00
[カフェレストラン]11:00-17:00 - 休業日
-
[コテージ]水、年末年始
[レストラン]水(冬期11-4月は火・水)、年末年始
※GW・お盆は営業 - 料金
- 施設により異なる
- 駐車場
- あり(20台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、DISCOVER、Diners Club、その他)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD)
- Wi-Fi
- あり
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン