十和田市馬事公苑(駒っこランド)
馬と親しみ、馬と遊んで、馬に詳しくなる馬事公苑
十和田と馬の関係を学び、遊べる施設
奥入瀬渓流に代表される自然や、現代アートのイメージが強い十和田だが、かつて地域で最大規模の「馬市」が開かれ、陸軍の軍馬を育成する機関であった「軍馬補充部三本木(さんぼんぎ)支部」(三本木は十和田市中心部の地名)が設置されるなど、「馬」とともに歩んだ歴史をもつ土地だ。そんな十和田と馬の歴史を今に伝え、馬との交流を楽しめる施設が十和田市馬事公苑だ。ちなみに愛称は「駒っこランド」。敷地は広く、牧場をはじめ馬の歴史を学ぶことのできる「称徳館」、軽食を楽しめる「交流館」などの多彩な施設がある。また無料で遊べる巨大な遊具が数多く設置されているが、子どもしか利用できないものもあるので、利用ルールをしっかり読んで楽しもう。自然のなかを滑り降りる、217.4mという東北有数の長さを誇る「ローラーすべり台」も子ども専用だ。大人は外から安全を見守ろう。
エサやり、乗馬など、馬との触れ合い体験を楽しもう
家族連れで楽しむなら、馬との触れ合いを楽しめる「駒っこ牧場」もオススメ。ここではポニーから体長2mほどの大きな馬まで、13頭もの馬が飼育されている。体験乗馬は、スタッフが馬を引きながら馬場をぐるりと周るもので、小学生以下は500円~、中学生以上でも700円~楽しめる。人間の姿を見ると、馬はすぐに近寄ってくる。「人なつっこいなあ」と感心するのも束の間、すぐにプイッと鼻先をあちらに向けて、いなくなってしまう。馬たちは、エサのニンジンがお目当てなのだ。牧場横の事務所でニンジンを購入して、エサやりを楽しもう。体験乗馬の申し込みも事務所で。また夏は馬車が、冬は馬そり(料金はどちらも乗馬と同じ)が運行する。この馬そりは全国でも珍しいものなので、冬場に訪れたらぜひ乗ってみよう。おなかがすいたら丘を降り「交流館」へ。食事に加えて、オリジナルのお土産も購入できる。子どもたちに人気なのは、シャボン玉だ。広い敷地で、シャボン玉を飛ばしながらのびのびと遊ぶことができる。
遊びと触れ合い体験のあとは馬との歴史を学ぼう
駒っこランドのメイン施設は「称徳館(しょうとくかん)」だ。江戸時代にこの地域を領有した盛岡藩(南部藩)の馬政や南部馬、軍馬補充部三本木支部など、地域の馬に関する歴史資料を展示した「驥北館(きほくかん)」を起点に、鞍(あぶみ)や鐙(よろい)、轡(くつわ)などを展示した「馬具館」、馬頭(ばとう)観音や絵馬など馬にまつわる信仰資料を展示した「信仰館」など、テーマ別に資料がまとまった8つの建物が馬蹄状に並んでいる。必見は「民話館」。農家の一部を再現した造りのシアターで、日曜と祝日には、地元の「語りべ」による南部弁の民話を聞くことができる。称徳館の名は、論語の「驥不称其力,称其徳也」、「驥(き)は其の力を称せず、其の徳を称す(名馬はその力を称賛されるのではなく、その徳質を称賛される)」に由来する。馬は人類に寄り添いその発展を支えてきた存在。称徳館でそんな馬の歴史をたどってみてはいかがだろう。
スポット詳細
- 住所
- 青森県十和田市大字深持字梅山1-1 地図
- エリア
- 十和田・八甲田エリア
- 電話番号
- 0176262100
- 時間
-
8:30-18:00
[11-3月]8:30-17:00 - 休業日
- 月(祝の場合は翌日)、年末年始
- 料金
- [入苑料]無料
- 駐車場
- あり(513台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(TowadaCity-Free-Wi-Fi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1,001-3,000円
- 滞在目安時間
- 120分以上
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- マニアック
- 馬に特化したマニアックな郷土館です。乗馬シュミレーションなど子供も楽しめる設備がありますが、基本的には郷土館といった趣です。市の中心部からはかなり遠く、道もカーブが多い坂道なので気軽に行くには難易度高し。
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- 馬に興味があれば立ち寄ってみては
- 古来から日本有数の馬産地であったこの地に馬に関する資料館として開設された称徳館は、十和田市の市街から西へ車で20分程、小高い高森山の中にあります。地元のNPO法人により運営されていて入館料は大人.300(2017.09現在)中学生以下は無料です。展示内容のテーマ毎に建屋が異なり、ぐるりと回廊形式で見学するスタイルとなっています。一通り見学するだけでも小一時間、じっくり資料を読み込んでだりしますと...
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