九谷陶芸村
九谷焼の魅力が集まった複合施設、さまざまな楽しみ方を
敷地内に美術館やショップなどが並ぶ
九谷陶芸村は主に5つの施設で構成されている。貴重な九谷焼の品々が展示されている能美市九谷焼美術館|五彩館|、文化勲章受章者の二代浅蔵五十吉氏の作品を一般公開している能美市九谷焼美術館|浅蔵五十吉記念館|、作陶や絵付け体験ができる能美市九谷焼美術館|体験館|、職人の技を見学できる能美市九谷焼美術館|職人工房|、そして九谷焼の販売店が10店舗、軒を並べる。販売店は、九谷焼らしい華やかな高級品からリーズナブルな価格帯の商品、若手作家の斬新な作品までを幅広く用意。箸置きや小皿、湯飲みなどふだん使いできる器も数多いので、きっとお気に入りの品が見つかるはず。
「九谷五彩」を体感できる展示室
九谷焼の特徴は、呉須(ごす)と呼ばれる寒色系の黒色で線を描き、紺青・朱赤・紫・緑・黄の5色で厚く上絵付けを施す彩法にあり、こうした和絵具の色合いは「九谷五彩」と呼ばれている。画風については窯ごとの個性があり、青手や赤絵といったスタイルが特に有名だ。能美市九谷焼美術館|五彩館|では、館内展示室をこの「九谷五彩」にちなんだカラーで区分けし、さまざまな作品を常設ないしは企画展示するほか、九谷焼の制作工程に関する資料や専門図書を閲覧できるようにしてある。また、ミュージアムショップには展覧会の図録をはじめ、九谷焼の名品の絵柄をプリントした紙皿などユニークなグッズもそろっている。展示品の鑑賞後に立ち寄ってみよう。
九谷焼の絵付けや形の変遷を知りたいなら、能美市九谷焼美術館|五彩館|へ
展示作品と融合した建築にも注目
二代浅蔵五十吉氏は石川県寺井町(現能美市)に生まれ、初代徳田八十吉ら九谷焼の名工に師事した。能美市九谷焼美術館|浅蔵五十吉記念館|では、受け継がれてきた伝統に現代的な感覚を取り入れた浅蔵氏ならではの作品が所蔵・展示されている。同館建物は浅蔵氏と親交のあった建築家・池原義郎氏の設計で、公共建築百選に選ばれているほか、建築業協会賞も受賞。浅蔵氏の名品の数々と建築とが一体となった空間も鑑賞の対象だ。一方、能美市九谷焼美術館|職人工房|は未来の名工を目指す、若き職人育成の場となっており、作業風景の見学も可能だ。間近で九谷焼の魅力を感じてみよう。
三角形の屋根が特徴的な能美市九谷焼美術館|浅蔵五十吉記念館|の外観
能美市九谷焼美術館|浅蔵五十吉記念館|の館内。浅蔵氏以外の作品を集めた企画展を開催することもある
九谷の魅力を直接感じる体験を
能美市九谷焼美術館|体験館|では絵付けや土に触る作陶を体験することができる。絵付け体験では、洋絵具と和絵具のどちらかを選択し、約20種類ほどの食器や置物などから好きな素地を選んで絵付けに挑戦する。選ぶ素地により金額は異なるが、安価なものでは900円ほどから大体2000円前後でオリジナルの絵付けをした九谷焼が完成する。また、時間に余裕のある人には作陶体験もおすすめだ。講師のサポートを受けながら、手びねり(2000円)や電動ロクロを使った成形(2500円-)で、花器、食器などの完成を目指す。絵付け体験、作陶体験とも焼き上がった器は後日、自宅に配送してくれるので、どんな仕上がりで届くか、楽しみにして待とう。
スポット詳細
- 住所
- 石川県能美市泉台町南22
- エリア
- 白山・小松エリア
- 電話番号
- 0761586102
- 時間
- 9:00-17:00
- 休業日
-
九谷焼ショッピングモールは無休
※能美市九谷焼美術館「五彩館」「浅蔵五十吉記念館」は月(祝の場合は翌日) - 料金
- 能美市九谷焼美術館「五彩館」「浅蔵五十吉記念館」共通430円(団体20名以上370円)
- 駐車場
- あり(100台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCardなど店舗による)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
情報提供: ナビタイムジャパン
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