日和山公園
日本海に沈む夕陽は必見! 港町・酒田の歴史が詰まった場所
酒田の歴史と自然を体感できる広々とした公園
山形県酒田市にある日和山公園は、「日本の都市公園100選」、「日本の歴史公園100選」のひとつにも選ばれている都市公園。JR酒田駅から車で約6分という立地に加え、広々とした芝生、全長約1.2kmの遊歩道、港町酒田の歴史的遺物、市指定文化財の旧白崎医院などがあり、観光客だけでなく酒田市民にも人気の高いスポット。毎年4月上旬には「酒田日和山桜まつり」が開催され、ソメイヨシノなど約400本の桜が咲き誇る桜の名所でもある。近くには日和山小幡楼、即身仏で有名な砂高山海向寺、「下の山王さん」と呼ばれ親しまれる下日枝神社などがある。
港町酒田を繁栄させた北前船交易の重要スポット
かつて酒田は、北前船の往来により栄華を極めた。その北前船の船頭たちが出港前に日和(空模様)を見たのが、ここ日和山公園である。園内には千石船の1/2スケールの模型があり、実際に乗ってみることもできる。
また、日和山公園のシンボルともいえるのが、1895年(明治28)建設で日本最古級の洋式木造六角灯台だ。夕暮れどきには、灯台越しに日本海に沈む夕陽を見ることもできる。そのほか、北前船交易の西廻り航路整備に尽力した河村瑞賢(かわむらずいけん)の像と米置場跡、航海の安全を祈願して建てられた常夜灯や船頭たちが利用した方角石など、園内には北前船ゆかりの遺物が点在する。
全長1.2kmの遊歩道で公園内をぐるりと文学散歩
園内には全長1.2kmにも及ぶ遊歩道が整備されており、「文学の散歩道」として江戸から昭和時代にかけて酒田を訪れた文人墨客を紹介する29基の文学碑が設置されている。なかには松尾芭蕉の碑もあり、『奥の細道』の道中で酒田に逗留した際に詠んだ句が刻まれている。遊歩道は園内をぐるりと巡る形になっているため、文学碑を追いながらぜひほかのスポットにも目を向けてほしい。酒田来訪時に詩を残した時雨音羽碑の近くにある旧白崎医院は、1919年(大正8)に建てられた木造洋風医院建築で、市の指定有形文化財にもなっている。内部見学も可能で、2階には1976年(昭和51)に発生した酒田大火の記録展示がある。
スポット詳細
- 住所
- 山形県酒田市南新町1-10 地図
- エリア
- 庄内エリア(北)
- 電話番号
- 0234265745
- 時間
- 24時間
- 休業日
- 年中無休
- 料金
- 無料
- 駐車場
- あり(大型バス12台、多目的4台、普通車102台)
- クレジットカード
- 不可
- Wi-Fi
- あり
- 喫煙
- 不可
情報提供: ナビタイムジャパン