茅打バンタ
高さ約80mの断崖絶壁から、やんばるの海を一望できる沖縄屈指の景勝地
沖縄本島の最北端「辺戸岬」に向かう途中の国頭村宜名真(ぎなま)の北西の海岸に位置する高さ80mの石灰岩の断崖が茅打ちバンタ。バンタは沖縄方言で、崖を意味し、束ねた茅(かや)をこの断崖の上から落とすと、海から吹き上がる強風で、バラバラになったことが名の由来となっている。断崖上の展望台は、エメラルドグリーンの美しい海を見渡すことができ、宜名真漁港を眼下にする絶好のビューポイントだ。周辺一帯は、やんばる国立公園(特別保護地区、特別地域)に指定されており、海だけでなく、緑豊かな自然も満喫できる。話は変わるが、この辺りはかつて交通の難所として知られていた場所で有名。道路が整備される前は、人ひとりがやっと通れるような悪路しかなく、途中で人に会うとどちらかが戻って道を譲るしかなかったことから「戻る道」とも呼ばれていたほど。今でも、国道58号線から茅打ちバンタに向かうには、今なお狭い旧道を走る必要があるので、運転には注意しよう。
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情報提供: ナビタイムジャパン