慈恩の滝
迫力満点の滝に癒やされよう
ダイナミックさと好立地を兼ね備えた「慈恩の滝」
日田市天瀬町(あまがせまち)と玖珠郡玖珠町(くすぐんくすまち)の境に位置する「慈恩の滝」。車でアクセスする場合は大分自動車道の天瀬高塚ICが最寄りで、そこからは15分ほどの距離。電車で行くならJR久大本線杉河内駅を利用する。駅からは歩いてすぐ。無料の駐車場もあり、周辺には道の駅や飲食店もある。日田市に存在する14の滝のなかでも、慈恩の滝の立地の良さは随一といえるだろう。もちろん、美しさの面でも劣っていない。落差は30m。夜になるとライトアップも行われ、昼間とはまた違った姿を見せてくれる。
慈恩の滝にまつわる「大蛇伝説」
慈恩の滝には「大蛇伝説」が残る。その伝説では、慈恩の滝に棲みついていた大蛇が寄生虫で苦しみ、人里を荒らしていたそうだ。それを知った僧侶がお経を唱えると大蛇の苦しみが消え去り、その恩返しに大蛇は天高くに立ち昇り雨を降らし、村は五穀豊穣に恵まれたという。この大蛇の恩返しが「慈恩の滝」の名前の由来だ。なお、滝に棲みついていたのは龍だったとする説もある。いずれにせよ、子どもに読み聞かせしたくなるような、どこか懐かしく温かみのある話だ。
名水を使った十割そばを味わえる「水月食堂」
滝見物が終わったら、最後は道の駅「慈恩の滝くす」に立ち寄ろう。慈恩の滝から徒歩で1分ほど。この周辺は「平成の名水百選」や「日本棚田百選」にも選出されており、昔ながらの原風景が残る地域だ。それゆえ、農産物が豊富で、道の駅では新鮮な野菜や米を買うことができる。 小腹が空いたときのおすすめは、豆腐アイス。「平成の名水百選」に選ばれた下園妙見様湧水で作られた「名水とうふ」を使用しているので、ぜひ味わってみよう。また、慈恩の滝と道の駅の間にある「水月食堂」は、ラーメン、うどんやそばなどの麺類に加えて、ホルモン焼きなどもあるメニュー豊富な食堂。なかでもそばと地鶏炒めがおすすめだ。こちらにも立ち寄ってみよう。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン