山種美術館
日本初の日本画専門美術館
コレクションを通じて日本画の魅力を伝える
JR恵比寿駅西口から広尾方面に向かって15分ほど歩くと山種美術館にたどり着く。日本橋兜町に1966(昭和41)年開館し、千代田区三番町への仮移転を経て、現在の渋谷区広尾に新築・移転したのは2009(平成21)年。広尾の街に合った、品位を感じさせる建物である。山崎種二が個人で集めたコレクションをもとに、明治から現代までの日本画を中心に、古筆、近世絵画、浮世絵、洋画なども含む約1800点を所蔵。そのなかから約60点を年5~6回の展覧会を通して公開している。美術品の保護のため多くの美術館にあるような常設展はなく、特別展示の形で公開している。
近代・現代の日本画家の代表作を数多く所蔵
山種美術館は、速水御舟『炎舞』、竹内栖鳳『班猫』をはじめとする6点の重要文化財を所蔵。また、御舟、川合玉堂、奥村土牛は質の高いコレクションがあり、横山大観『作右衛門の家』『心神』、下村観山『老松白藤』など、近代日本画を語るうえで重要な画家の代表作も多く所蔵している。しかし、常設展として展示されていないため、お目当ての作品があれば特別展をこまめにチェックしておきたい。
日本画特有の自然な風合い
日本画と西洋画は、主に画材で区別されていて、日本画は日本人が描いた絵を意味するわけではない。日本画は天然素材に由来する紙や絹、木などに墨や岩絵具などと膠(にかわ)を接着剤として描かれており、いくつもの段階を経て制作される。技法を身につけるだけでも大変な根気を必要とされるのだとか。時間をかけて描かれた日本画をよく見ると、画材の質感を感じられることが多く、その唯一無二の美しさは日本画の魅力のひとつであることがわかる。
日本画をモチーフにしたお土産とオリジナル和菓子も人気
コレクションを堪能したあとは、ミュージアムショップもはずせない。所蔵する作品をモチーフにしたオリジナルグッズが多く販売されていて、お土産として人気だ。また、美術館1階にある「Cafe 椿」は、お茶とスイーツ、ランチをいただけるカフェ。特に目をひく華やかな和菓子は、開催中の展覧会にちなみ青山の老舗菓匠「菊家」に特別オーダーしたもののため、ここでしか手に入らない。カフェの静かな雰囲気のなか、鑑賞後の余韻に浸りながらオリジナル和菓子をお茶とともに楽しみたい。また、和菓子はテイクアウトもできるので、ミュージアムショップにある懐紙やポストカードと菓子切りとともにお土産にしても喜ばれそう。ちなみにスタッフに伝えればカフェのみの利用も可能。広尾散策の際に立ち寄るのもおすすめ。
スポット詳細
- 住所
- 東京都渋谷区広尾3-12-36 地図
- エリア
- 赤坂・六本木・麻布・広尾エリア
- 電話番号
- 05055418600
- 時間
-
10:00-17:00(最終入館16:30)
※今後の状況により、開館時間は変更になることがあります。 - 休業日
-
月(祝日に当たる場合は翌日)
年末年始
その他不定休(展示替え期間等) - 料金
-
[大人]1,400円
[大学生・高校生]1,100円
[中学生以下]無料(保護者同伴必須)
※展覧会により異なる - 駐車場
- なし
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1,001-3,000円
- 滞在目安時間
- 30-120分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- 備考
- [ハローダイヤル]050-5541-8600
情報提供: ナビタイムジャパン
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