風の見える丘公園

その他の名所

眺望のすばらしい、加部島にある自然あふれる公園

人口約500人の加部島。その南にある「風の見える丘公園」は、呼子随一の景観が見られることで知られる。園内の展望台からは玄界灘を一望することができ、その絶景はため息がでるほど美しい。

呼子大橋を渡った加部島の南部に位置する「風の見える丘公園」} 呼子大橋を渡った加部島の南部に位置する「風の見える丘公園」

玄界灘と呼子湾のパノラマがいちばんの見どころ

呼子大橋を走り抜け、アップダウンの道をしばらく進んでいくと、風の見える丘公園の駐車場が現れる。約60台の駐車場スペースに車を停めて、数分歩くとかわいらしい洋風の建物と風車が見えてくる。建物周辺は展望台となっており、ここからパノラマの絶景を楽しめる。公園の標高は約90m。展望台からは北側に玄界灘が広がり、遠目には小川島、加唐島、松島を望むことができる。一方、南は呼子湾が一望でき、眼下を見下ろすと呼子大橋や呼子港も見える。

展望台から見える呼子町の眺め} 展望台から見える呼子町の眺め

のどかな田園風景が広がる加部島

公園が立地する加部島は、佐賀県唐津市に属している。面積は約2.68㎢。古くは「壁嶋(かべしま)」と書き、南側の呼子や名護屋地域の防波・防風の役割を果たしてきた。島の主産業は農業・漁業の第一次産業。農業では野菜や果物が生産され、肥育農家(子牛を購入して数か月かけて飼育・出荷する農家)では人気の黒毛和牛も飼育されている。漁業ではサバ養殖を筆頭に、イカやサザエ、ウニなどさまざまな海産物が水揚げされる。島の東岸には佐賀県最古の神社「田島神社」がある。平安時代に編纂された古代法典『延喜式』にも名を連ね、海上安全の神として古くから島民に信仰されている神社だ。

九州本土と加部島を結ぶ呼子大橋} 九州本土と加部島を結ぶ呼子大橋

風の見える丘公園は、呼子で最も見晴らしがいいといわれる} 風の見える丘公園は、呼子で最も見晴らしがいいといわれる

田島神社の悲しい「佐用姫(さよひめ)伝説」

田島神社の境内にある「佐用姫神社」には、松浦(まつら)佐用姫にまつわる伝説が残っている。松浦佐用姫は、朝鮮出兵の際に唐津に立ち寄った豪族「大伴狭手彦(おおとものさでひこ)」と恋に落ちる。大伴狭手彦が唐津の地を発つとき佐用姫は離別を悲しみ何日も泣き続け、最後には石になってしまったといわれている。佐用姫神社にはその石が望夫石(ぼうふせき・出征する夫を見送った妻がそのまま石になってしまったという言い伝え)として祀られており、現在は縁結びの神様として崇敬を集めている。県外から恋愛成就を祈願するために訪れる人も多い。

公園内には、伝説で知られる松浦佐用姫の像が立つ} 公園内には、伝説で知られる松浦佐用姫の像が立つ

知る人ぞ知る穴場スポットの多い加部島

海景と漁村の街並みが楽しめる風の見える丘公園と周辺は、自然も豊かだ。島を南北に縦断する一本道は、知る人ぞ知るドライブスポット。道の両脇には田んぼや畑が広がり、まっすぐ延びる1kmほどの道を北へと進んでいくと、公園からの眺望に勝るとも劣らないきれいな海の景色が見られる。決して大きくない島だが、展望台や灯台など随所に見どころがある。風の見える丘公園とともにぜひ島内観光を楽しんでみてはいかがだろうか。

最高のドライブ道だが、スピードの出し過ぎには注意} 最高のドライブ道だが、スピードの出し過ぎには注意

スポット詳細

住所
佐賀県唐津市呼子町加部島3279-1 map map 地図
電話番号
0955825159
時間
[レストハウス]9:00-17:00
※展望台は時間制限なし
休業日
[レストハウス]火、年末年始
[展望台]無休
料金
[入園料]無料
駐車場
あり(60台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
滞在目安時間
0-30分
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

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最寄り

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