伊王島
長崎市内からわずか30分の自然あふれるアイランド
長崎港からフェリーで20分。路線バスもある
伊王島は長崎港から直線距離にして約10kmの沖に浮かぶ、人口660人ほどの島。長崎市内からは、フェリー、または伊王島大橋を利用して車やバスで向かう。伊王島町にある伊王島と沖之島の間は、わずか数十mと接近していて、2島を合わせて伊王島と呼ばれる。青く輝く海に囲まれたリゾート地として有名だが、実は歴史の詰まった島で、美しい建物にも目を奪われる。ドライブをしながら、歴史を巡る小旅行ができるだろう。
リゾート気分を味わえる「i+Land nagasaki」
i+Land nagasakiは2018年(平成30)にオープンした島全体を使ったエンターテインメントリゾート。施設内には天然温泉や海の幸を堪能できるレストラン、プロジェクションマッピング体験場、宿泊施設などがある。伊王島は小さな島で信号が1つもないため、近年初心者でも乗りやすいクロスバイクサイクリングの人気が高まっている。一日中室内でゆっくり過ごしても良し、外に出て体を動かしながら島を堪能しても良し。一日では遊び尽くせないほど楽しい見どころがいっぱいの場所だ。
人気の海水浴場「コスタ・デル・ソル」
伊王島の先端近く、東側に位置するコスタ・デル・ソル。スペイン語で「太陽の海岸」と名付けられた海水浴場には、眩しい太陽と透き通った青い海、白い砂浜が広がっている。気軽に日帰りできるビーチとして、長崎市民にもポピュラーだ。7~8月にはSUP(スタンドアップパドルボード)やシーカヤックなどのマリンスポーツを楽しめる。海に浮かんだウォータースライダーなどの海上アスレチックも大人気だ。夏に伊王島を訪れるならぜひ水着を持って行こう。
島民の心のよりどころ「聖ミカエル天主堂」
伊王島大橋を渡り海岸沿いに車で進むと、前方左側の高台にヨーロッパの聖堂をほうふつとさせるゴシック様式の建物が見えてくる。白亜の壁が美しく、国の有形文化財に指定されている聖ミカエル天主堂(馬込教会)だ。禁教令下の1871年(明治4)に隠れキリシタンが建てた小聖堂が始まりで、その後台風などの被害により1931年(昭和6)に現在の天主堂に建て替えられた。島民の約6割がカトリック信徒といわれる島を象徴する建物だ。なお、教会の背後に続く小さな階段を登った先には、海を一望できる絶景が待っているのでお見逃しなく。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン