やきもの公園
世界各地の焼物窯の造りを見比べてみよう
時代や地域の異なる世界の12の「窯」を屋外展示している公園。それぞれの窯の説明書きには、焼かれる器の特徴や地域の紹介ばかりでなく、窯の内部構造まで図解されており、興味深い。中国や朝鮮半島から16世紀頃日本に導入された「連房式登り窯」、中国の景徳鎮で10世紀頃から使用されていた「景徳鎮の薪窯」、古代エジプトやペルシャなどで使われていた「オリエントの窯」に、中国の田舎の「赤煉瓦の窯」までバラエティ豊か。それぞれの焼物が焼かれた時代や国、地域に思いを巡らせ、器が生み出される様子を想像してみるのも一興だ。ほとんどの窯が実用に耐え得るほど精巧に造られており、「トルコキタヒヤの窯」と「登り窯」は実際にイベントなどで使用されたことがあるのだとか。また、「やきもの公園」は毎年4月29日-5月5日開催の「波佐見陶器まつり」のメイン会場にもなっている。園内には波佐見焼の歴史・資料を展示している「陶芸の館」があり、その中には波佐見焼や土産を購入できる「くらわん館」や観光案内してくれる「波佐見町観光協会」などが入った「地域交流センター」が併設されている。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン