大宰府政庁跡

その他の史跡/建造物

奈良・平安時代の外交の玄関口だった役所・大宰府の史跡

万葉集には「遠の朝廷(とおのみかど)」と詠まれ、国防や外交のために設けられた役所・大宰府の中枢が置かれた場所。立派な礎石などが残っており、その景観から古代に思いを馳せることができる。

7世紀後半から12世紀後半にかけ、日本の外交や対外防備の拠点となった大宰府の中枢 7世紀後半から12世紀後半にかけ、日本の外交や対外防備の拠点となった大宰府の中枢

1300年前の歴史をもつ史跡

現在は自然の広がる広大な史跡となっているが、今から約1300年前には九州を統括する行政機関・大宰府の中枢があった。長安の都の造りにならった平城京や平安京の宮殿と同じ形式で造られた。日本の西の守りとしても重要な役所で、大陸の国々に対する防衛と外交を担当していた。中国の風水「四神相応(しじんそうおう)」を取り入れたパワースポットでもある。

南門跡から政庁跡を眺める。手前から南門、中門、広大な庭、そして正殿があった 南門跡から政庁跡を眺める。手前から南門、中門、広大な庭、そして正殿があった

大宰府は九州の中心地だった

現在の太宰府市は、7世紀後半に大宰府が置かれて以降、九州の政治と文化の中心となった。海外からの玄関口として正式な使節を迎えるために、都と同じように整備されたという。外国からの使節により当時の日本に渡ってきたものには、香辛料、陶磁器、サイの角、羊毛フェルト、ヒョウやアザラシの皮などがある。また、使節が日本から唐や新羅に持ち帰った水晶や日本の絹「筑紫の絹」は大変珍重されたという。

大宰府の歴史や文化のわかる大宰府展示館は、史跡散策の拠点だ 大宰府の歴史や文化のわかる大宰府展示館は、史跡散策の拠点だ

立派な礎石を見て、政庁の大きさを実感

敷地内の「大宰府展示館」では、大宰府政庁跡で発掘された遺構や出土品をはじめ、政庁の復元模型などを展示し、大宰府の歴史・文化をわかりやすく紹介している。まずは、そちらを訪れてみると大宰府政庁のイメージが湧きやすいだろう。政庁跡には立派な礎石が残り、それを中心に門や回廊、周辺の役所跡などが整備されている。南から階段を上がったところにあるのが南門跡だ。中は塀で囲われた空間。さらに進むと中門跡で、その先は中門から延びる回廊で囲われた広い庭となっており、ここが政務や儀礼、ときには外交儀礼が行われたと考えられている。正面の高いところが正殿跡で、庭の東西には脇殿跡が2棟ずつある。正殿の背後には、大宰府の長官が執務していたと見られている後殿跡がある。

大宰府政庁の中心地となる正殿跡には3本の石碑が並ぶ 大宰府政庁の中心地となる正殿跡には3本の石碑が並ぶ

中門跡から正殿跡までは広大な庭が広がり、両側には脇殿跡が残る 中門跡から正殿跡までは広大な庭が広がり、両側には脇殿跡が残る

「西の都」をより感じたいなら周辺の史跡にも

少し足を延ばすと大宰府の外郭を守るように、北の山上には「大野城」、南正面の山上には「基肄城(きいじょう)」がある。東の月山丘陵には時を告げるための水時計があったとされる。西の蔵司(くらつかさ)丘陵には、かつて九州一円から集められた税を納めた倉庫が立ち並んでいた。南に行くと官庁域、その先には朱雀門から朱雀大路(南北大路)があり、「西の都」と呼ばれるにふさわしい街並みが広がっていた。当時の人はその規模に圧倒されたに違いない。

正殿跡の説明板には、発掘調査結果からわかった当時の様子が書かれている 正殿跡の説明板には、発掘調査結果からわかった当時の様子が書かれている

大宰府政庁跡を取り囲む堀では、美しいスイレンが水面を彩る。見頃は5月頃 大宰府政庁跡を取り囲む堀では、美しいスイレンが水面を彩る。見頃は5月頃

スポット詳細

住所
福岡県太宰府市観世音寺4-6-1
電話番号
0929227811
駐車場
あり(40台)
※多目的広場(無料)8:30-17:30(施錠あり)
クレジットカード
不可
喫煙
不可
滞在目安時間
30-60分
備考
※電話番号は大宰府展示館に繋がります。

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 礎石があるのみ
    3.0 投稿日:2021.05.16
    都府楼前駅から徒歩10分ほど。7世紀後半に九州を治めるために設置された行政機関の跡。当時の建造物は何もない。建物の礎石がなければ単なる芝生が植えられた広場としか思えない。訪れた日は天気が良く、芝生の上を走り回っている子供の姿が見られた。
  • 広々としている
    4.0 投稿日:2020.11.23
    福岡への旅行の際に訪れました。西鉄二日市駅からタクシーで向かいました。広々とした野原で石碑などもあって歴史を感じられます。近くに令和ゆかりの坂本八幡宮があります。
  • 地元民より
    5.0 投稿日:2020.10.06
    その名の通り、大宰府の政庁があった場所です。都府楼跡とも呼ばれています。建物の礎石が残っています。歴史資料館もありますが、本当に小さい小さい場所です。花見の名所で、桜の季節には昼夜を問わずたくさんの人が訪れます。夏には政庁跡をぐるりと取り囲む水路にホタルの光も見ることができます。近在に観世音寺があり、徒歩で行けます。無料の駐車場がありますが、駐車可能台数は少ないです。菅原道真が詠んだ漢詩...

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