水田天満宮(恋木神社)

神社

日本で唯一の恋の神様を祀る恋愛成就の聖地

日本で唯一、恋の神様を祀る恋木神社を境内にもつ水田天満宮。「九州二大天満宮」のひとつで、学問の神様である菅原道真公が祀られている。太宰府天満宮の建築様式で建てられた風格ある本殿をはじめ、「恋命(こいのみこと)」の境内社には恋愛成就や良縁を求める参拝客の姿があとを絶たない。

女性の参拝者があとを絶たないハートだらけの神社として有名} 女性の参拝者があとを絶たないハートだらけの神社として有名

太宰府の格式漂う鎌倉創建の天満宮と恋の神様

JR羽犬塚(はいぬづか)駅からタクシーで5分、九州自動車道八女ICからも車で10分程度、筑後市水田地区の住宅地、県道沿いにピンク色のハートマークがデザインされた「恋木神社」の看板が立っている。朱色の鳥居から奥をのぞいた先が、社叢(しゃそう)に包まれる水田天満宮だ。菅原道真公を祀る水田天満宮が後堀河天皇の勅命で、創建されたのは1226年(嘉禄2)のこと。菅原長者大蔵卿為長朝臣(すがわらのためながおおくらきょうためながあそん)が建立した由緒ある古社で、太宰府天満宮に次ぐ九州第二の天満宮として古くから崇敬を集めている。恋の神様で全国的に知られる恋木神社は境内にある多数の末社のひとつ。太宰府に左遷された菅原道真公が遠く離れた都や妻子を思いながら生涯を終えた無念を「恋命(こいのみこと)」によって慰めようとしたのが始まりと伝えられている。県道沿いの赤鳥居をくぐって参道を進むと、指定文化財の石の鳥居、太鼓橋があり、荘厳なたたずまいの楼門が出迎えてくれる。流造(ながれづくり)の反り返った屋根が特徴の本殿は、朱色に塗られて目にも鮮やかだ。神社を訪れたら、まず福岡県指定文化財の本殿を参拝しよう。

1672年(寛文12)再建とされる本殿} 1672年(寛文12)再建とされる本殿

いたるところにかわいいハートがちりばめられた恋参道

本殿を右手に回って「恋木神社」に向かう小道は恋参道といって親しまれている。案内の石碑や恋参道には色とりどりのハート型をした地元の伝統工芸・水田焼の陶板があしらわれ、石碑の裏の寒緋桜の囲いも赤色に塗られたハート型をしている。そばの石灯籠の穴すらハート型だ。樹齢約600年の樫「幸福一位(いちみ)の木」の小さな鳥居にも赤色のハートが飾られ、左・右・左の順で3周すると幸福を呼ぶといわれる。その奥の境内社が「恋木神社」。鳥居にはハートが10個デザインされているのだが、鳥居の正面や横側、うしろ側を回ってなにかを探そうとする参拝客を見かけるのは、10個すべてのハートを見つけると幸せになれるといわれているためだ。鳥居をくぐったら、「板につく」という験担ぎからかまぼこ製造の臼を使った手水鉢で手を清めて、いよいよ参拝しよう。

すてきな恋を願いながら御神木を回ってみよう} すてきな恋を願いながら御神木を回ってみよう

鳥居にデザインされた10個のハートを全部、見つけられる?} 鳥居にデザインされた10個のハートを全部、見つけられる?

恋愛や良縁を願ってじっくり手を合わせよう

恋木神社の社殿はピンク色に塗られていて、ハートマークのデザインの入った紺色の神社幕とは絶妙なコントラストだ。手を合わせて頭を下げると、地面にもハート型の陶板が埋められているのが見える。恋みくじにもピンク色の紙を使うなど、恋の神様を祀るだけあって、さながら恋のテーマパークのように楽しめる境内になっている。1回100円の恋みくじを引いて恋命のお告げを受け取ったら、「ハート・ハートむすび」と書かれた場所におみくじを結んで帰ろう。絵馬は1枚500円。素敵な恋人や結婚相手を求めて奉納された多くの絵馬は、それぞれの願いを乗せて神社の杜から吹く風に揺れていた。神様へ良縁の願いを直接届けてほしい場合は、神職に頼めば良縁成就祈願の祈祷も受け付けてもらえる。

七夕の「恋むすび祭」では「むすび短冊」に願いを書く} 七夕の「恋むすび祭」では「むすび短冊」に願いを書く

参拝のあとには「恋むすびみくじ」を引くのが定番コース} 参拝のあとには「恋むすびみくじ」を引くのが定番コース

参拝時には恋のお守りも要チェック

水田天満宮から恋木神社までお参りを終えたら、授与所でお守りをチェックしよう。約20種類のお守りがあって、人気ナンバーワンは恋参道の石碑や小道に使われている陶板で作られた「ハート守」だ。「恋木神社御守護」と書かれたピンク色の御札も見逃せない。オリジナル御朱印帳には、天満宮の梅花紋と恋木神社らしいハート型があしらわれていて、御朱印ガールにも人気だ。神社では、定期的に祈願祭も開催されている。3月3日と11月3日の「良縁成就祭」、2月14日の「バレンタイン絵馬奉納祭」、七夕の7月7日の「恋むすび祭」など、より恋愛成就や良縁祈願を願うのなら、日程を合わせて参拝してみてはいかがだろうか。もちろん気軽に立ち寄ってハート型のデザインを見つけながら参拝するだけでも、しっかりご利益をいただけるはずだ。

安産祈願のご利益でも名高い水田天満宮} 安産祈願のご利益でも名高い水田天満宮

スポット詳細

住所
福岡県筑後市水田62-1 map map 地図
電話番号
0942538625
駐車場
あり(100台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
平均予算
【昼】1-1,000円
車椅子での入店
乳幼児の入店
ペットの入店

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 本殿裏に変わった形の狛犬が安置されています
    3.0 投稿日 : 2023.05.21
    羽犬塚駅から徒歩25分ほど。1226年創建。祭神は菅原道真。県道703号沿いにある参道入口には赤鳥居が立つ。太鼓橋手前に立つ二の鳥居(水田の石造鳥居)は1614年建立で県指定文化財。本殿は木造杮葺きで、向拝天井には方角と十二支が記されたレリーフが取り付けられている。1991年の台風で大きな被害を受けたが、1995年に再建修復が完了。本殿裏に安置されている変わった形の狛犬は、かつて末社・玉垂命神社...
  • 話の小ネタにはなるかな
    3.0 投稿日 : 2022.02.14
    水田天満宮と恋木神社が同じ場所にあります。おそらく、水田天満宮のほうがメインなんでしょうが、恋木神社は恋愛成就ということもあって人気が高いようですね。恋木神社はかわいらしいという印象でした。話のネタにはなるのではないでしょうか。保育園が隣にあるので、車で行くときは気をつけてください。
  • 恋木神社 気になってたので行ってみました
    4.0 投稿日 : 2020.02.17
    水田天満宮と恋木神社。こじんまりした可愛らしい神社です。JR羽犬塚駅から散歩がてら歩いて25分くらい。いい散歩でした。御朱印は3タイプ。申込み用紙を記入し御朱印帳と共に巫女さんにお願いするシステムです。テレビでやってた人気のお守りは売り切れでした。

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アクセス

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