ジョン万次郎資料館
日本の国際化に貢献したジョン万次郎のドラマチックな生涯に迫る
幕末日本の開国と日米友好に功績を残したジョン万次郎
約180年前にアメリカに渡り、測量や航海術などを学んで鎖国時代の日本に帰国し、開国やその後の国際交流に多大な功績を残したジョン万次郎。幕末の日本でアメリカの民主主義や暮らしぶり、考え方などを紹介し、坂本龍馬をはじめ、板垣退助(いたがきたいすけ)、岩崎弥太郎(いわさきやたろう)など多くの志士に多大な影響を与えたことで知られる。「咸臨丸(かんりんまる)」の通訳として活躍したことはあまりにも有名。その生涯は波乱万丈なドラマに満ちていて、アメリカから帰国する際にゴールドラッシュで資金を稼いで船を得たことなど、おもしろいエピソードも多い。資料館では、その生涯や功績をあますことなく知ることができる。
さまざまな演出で万次郎の時代にタイプスリップ
高知市街地から車で約2時間半、土佐清水市街地から車で約5分。2018年(平成30)にリニューアルオープンしたジョン万次郎資料館は、ビビる大木さんが名誉館長を務める。あしずり港内にある広場には、14歳の万次郎と遭難時の仲間たちの描かれた像があって、リアルな表情は今にも動き出しそう。県木材が使用されたエントランスは、幼少期を過ごした中浜の町並みや海をイメージしたもの。万次郎の生涯をさまざまな演出で体感することができる1階フロアには、トリックアートを活用した撮影スポットも。アメリカから帰り、最初に上陸した琉球の浜をイメージした波のプロジェクションや、当時のワークウェアを再現した展示も楽しめる。万次郎をきっかけに始まった日米交流の歴史も興味深い。館内には、11時から利用できる「海風食堂」もあって、お菓子や宗田節などのお土産も置かれている。
ゆかりの地巡りも合わせてしたい
万次郎は足摺岬西側の中浜地区の出身。現在、足摺岬の遊歩道入り口に銅像が立っている。この銅像は、桂浜の坂本龍馬、室戸岬の中岡慎太郎と並ぶ3大英雄像のひとつだ。万次郎像が太平洋の先に見つめているのは、万次郎自身が暮らしたフェアヘブンだという説があるそうだ。中浜地区には、帰郷150年を記念して建てられた石碑や、万次郎が育った生家がある。生家は現存する写真をもとに復元された茅葺きの木造平屋で、無料で公開されている。
スポット詳細
- 住所
- 高知県土佐清水市養老303 地図
- エリア
- 四万十川・足摺エリア
- 電話番号
- 0880823155
- 時間
- 8:30-17:00(最終入館16:30)
- 休業日
- 無休
- 料金
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【入館料】
[大人]440円
[小、中学生]220円 - 駐車場
- あり(150台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可(屋外に喫煙スペースあり)
- 英語メニュー
- 口頭での説明で対応
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可(貸出車いす1台あり)
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- ゆったりじっくり見て回れます。
- 幕末のアメリカと日本の歴史、ジョン万次郎の波乱万丈の人生を時系列の展示でよくわかります。ゆったり回れて、駐車場も広くてのんびり楽しめます。
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- 意外と面白かった
- 新しくできた資料館のようでした。ジョン万次郎のことが時系列で展示されています。漂流以降のことで知らなかったことがたくさんあり、へーという感じでした。知的好奇心を持った人にお勧めです。
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- ジョン万次郎の生涯を紹介
- ジョン万次郎の生涯を紹介する資料館。江戸末期の捕鯨のやり方や黒船、アメリカのゴールドラッシュの解説もある。ただパネル展示主体のなのでそれほど面白いところではない。
TripAdvisorクチコミ評価
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