壇鏡の滝
世界ジオパーク・隠岐の大自然が演出する「山の絶景スポット」
「ユネスコ世界ジオパーク」隠岐で絶景といえば、国賀(くにが)海岸や赤壁(せきへき)、ローソク島などを思い浮かべるが、隠岐の大自然が演出する絶景は「海景色」だけではない。隠岐で最大の島・島後の山中には、見逃せない「山の絶景」がある。それが「壇鏡の滝(だんぎょうのたき)」で、島後の西海岸に注ぐ那久(なぐ)川上流の深い谷間の奥に、高さ50mの雄滝と40mの雌滝という2条の大滝が、そそり立つ大岩壁にかかっている。雄滝の裏は岩盤がえぐられ、そこに虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)が祀られている。2つの滝の間には、壇鏡神社がひっそりたたずむ。滝の一帯はスピリチュアルな空気に包まれている。滝に通ずる参道にも巨大な杉が立ち並び、まるで精霊が宿っているような雰囲気を漂わせる。この滝は「日本の滝100選」にも「日本名水百選」にも選ばれ、清らかな渓流には希少なオキサンショウウオが生息するという。滝までは、フェリーターミナルがある西郷港から約18km、車で約50分。隠岐に来たなら、ひと足延ばして訪れてみたいスポットだ。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン