西都原古墳群
四季を通して花が咲く南九州地方で最大規模の古墳群
西都原台地の上に広がる花畑に囲まれた公園
西都バスセンターよりバスで約16分の場所にある西都原古墳群。園内に木々が生い茂り、一見穏やかな公園のよう。しかし進んで行くと、広々とした青い芝生に小高い円形墳や前方後円墳などの古墳が点在している。四季を通して花が咲く、宮崎県屈指の花の名所としても有名で、御陵墓(ごりょうぼ)周辺では春には桜や菜の花、夏にはヒマワリ、秋にはコスモスと、一面に咲き誇り、観光客の目を楽しませる。特に、淡いピンク色の桜と鮮やかな黄色の菜の花が見せる春の風景は見事。開花時期に合わせて訪れたい。
国の特別史跡に指定された古墳群
西都原古墳群は、4世紀から7世紀初めの間に造られたとされている。古墳の形態はおもに円墳・前方後円墳・方墳の3種類。1952年(昭和27)には国の特別指定を受け整備が進められ、現在も宮崎県教育委員会によって発掘調査が継続的に行われている。また、西都原台地のほぼ中央にある第206号墳「鬼の窟(おにのいわや)」は西都原古墳群で唯一の横穴式石室で、築造当時の状態に復元・整備されているので、ぜひ見学しておきたい。このほか、公園内にはレストランや物産販売を行うショップ「西都原ガイダンスセンターこのはな館」もあり、一日ゆっくりと過ごせる。
隣接する博物館で西都原古墳群を知る
西都原古墳群には、宮崎県立西都原考古博物館が隣接している。西都原古墳群を中心とした宮崎県内の考古資料の展示を行うほか、古墳群と自然の景観を展望できるテラスなどを備えた博物館だ。古墳群見学と合わせて訪れることで、より西都原古墳群の知識を深められる。博物館でぜひおすすめしたいのが体験講座。埴輪・まが玉づくりや、古墳巡りなどの野外活動を通して、より古代の生活や古墳を身近に感じられる。
歴史ロマンを感じる周辺スポットにも注目
西都原考古博物館の西側には、高取山公園がある。園内の展望台からは西都原古墳群を一望できるため必見だ。また、約6500本ものツツジが咲き誇る名所としても知られている。4月中旬頃、燃えるように真っ赤なツツジが高取山を覆う様子は圧巻。また西都原古墳群周辺には、日本神話の女神コノハナサクヤヒメを祀る神社「都萬神社」や、コノハナサクヤヒメが火をつけ炎のなかで3人の皇子を出産したといわれる産屋跡「無戸室(うつむる)」などが点在。古墳にまつわる神話や歴史を感じられるスポットとしておすすめだ。
スポット詳細
- 住所
- 宮崎県西都市大字三宅 地図
- エリア
- 西都・児湯エリア
- 電話番号
- 0983411557
- 休業日
- 無休
- 料金
- 無料
- 駐車場
- あり(700台)
- クレジットカード
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-120分
- 備考
- ※火気使用禁止
情報提供: ナビタイムジャパン