熊本城

城/城址

見られるのは今だけ!完全復活を遂げつつある熊本城

2016年(平成28)の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城。まだまだ修復が終わっていない部分も少なくないが、少しずつ、確実にかつての姿を取り戻しつつある。完全な復活への道を進む城の姿を見られるのは、今だけだ。

1960年(昭和35)に鉄骨鉄筋コンクリート造りで再建された大小天守。熊本地震後の復旧を完了し再び勇姿を見せた 1960年(昭和35)に鉄骨鉄筋コンクリート造りで再建された大小天守。熊本地震後の復旧を完了し再び勇姿を見せた

完全復旧された天守閣

青空を背景に見上げる天守閣はすがすがしいほど堂々としている。何よりも「この姿が戻ってきた」という思いがこみ上げてくる。ついこの前まで、天守閣の周囲には足場が組まれ、工事用の幕で覆われていた。2016年(平成28)4月に熊本地震が発生し、熊本城も大きな被害を受ける。最上階屋根の鯱(しゃちほこ)や瓦が落下し、小天守内側の石垣はほとんどが崩落した。天守閣の本格的な復旧が始まったのは2017年(平成29)。瓦が葺き直され、翌年には鯱が設置された。石垣の復旧では、大天守で791石、小天守で約2500石が積み直された。そして地震から約5年。2021年(令和3)春に天守閣の復旧作業が完了した。天守閣は、まるでそんなことがなかったかのように勇姿を誇っている。

天守閣内は頑丈な耐震補強が行われている 天守閣内は頑丈な耐震補強が行われている

築城から復旧までの歴史

外観は以前のままの熊本城の天守閣だが、中へ足を踏み入れると、まず耐震補強がほどこされた姿を目の当たりにする。地震の影響を思い起こす瞬間だ。天守閣内の大部分では、熊本城の歴史が解説されている。15世紀後半、菊池氏の一族が茶臼山に築いた城が熊本城の始まりとされる。その後、戦国武将たちが居城を築くが、有名なのは加藤清正だろう。1588年(天正16)にこの居城に入った清正は、城郭造営に着手。1599年(慶長4)に現在の熊本城の築城を始め、1607年(慶長12)に完成させたと伝えられる。その後、清正の子の代に改易となり、細川忠利が熊本城主に。細川氏の時代には度々熊本城の修理が行われ、明治時代までその姿は維持され続けた。天守閣では1階が加藤時代、2階が細川時代、3階では西南戦争での焼失など近代、そして4階では熊本地震後の復旧について展示されている。各階には関連のビデオ放映もあり、時代背景や城の建築などがよりわかりやすくなっている。特に地震後の緻密な復旧作業は必見だ。

最初の頃の居城は隈本(くまもと)城と呼ばれる 最初の頃の居城は隈本(くまもと)城と呼ばれる

ジオラマを眺めると、当時の城下町の様子がよくわかる ジオラマを眺めると、当時の城下町の様子がよくわかる

今だけの特別公開ルート

2022年(令和4)7月現在、熊本城の見学は「特別公開北ルート」と「特別公開南ルート(特別見学通路)」の2本となっている(2022年10月1日から日曜日と祝日を除き「北ルート」は通行禁止になっている)。二の丸駐車場の近くにあるのは「北ルート」。北口券売所からそのまま熊本城天守閣へと進むルートとなっている。「南ルート」は土産物店や食事処が並ぶ城彩苑に近い。南口券売所からは階段を上がり、地上約6mの高さに続く木板張りの遊歩道を進む。「北ルート」から入ると天守閣を見学し「闇(くらが)り通路」から「南ルート」へ。「南ルート」からは遠巻きに天守閣を眺めたあとに天守閣の目の前に出るという流れになる。特に「南ルート」は、これまで地上を散策していたところを空中の遊歩道を歩くことになっていて、たとえば、新旧の石垣と天守閣が一度に眺められる「二様(によう)の石垣」のビューポイントからの風景も少し変わって見える。そんな感想を話すと、「復旧が進むにつれて、また風景も変わっていきますよ」と係員の方がほほえんだ。完全な復旧を迎えるまではまだ数年かかるという。それまでは年々変わりゆく熊本城の姿を見られるのだと考えれば、これも貴重な光景なのだと納得した。

地震の目立った被害がなかった「闇り通路」 地震の目立った被害がなかった「闇り通路」

天守閣6階の展望フロアからの熊本市の眺め。手前下に「南ルート」の遊歩道が見える 天守閣6階の展望フロアからの熊本市の眺め。手前下に「南ルート」の遊歩道が見える

古い石垣(右)に新しい石垣(左)が築き足された「二様の石垣」 古い石垣(右)に新しい石垣(左)が築き足された「二様の石垣」

「南ルート」から見られる数寄屋丸二階御広間。石垣は崩落したままだ 「南ルート」から見られる数寄屋丸二階御広間。石垣は崩落したままだ

スポット詳細

住所
熊本県熊本市中央区本丸1-1
電話番号
0962235011
時間
9:00-17:00(最終入園16:30)
休業日
12/29-12/31(変更の可能性あり)
※休業時は事前に公式HP(https://castle.kumamoto-guide.jp/)にて案内あり
料金
[一般(高校生以上)]800円(団体640円)
[小・中学生]300円(団体240円)
[未就学児]無料
※団体は30名様以上より
駐車場
あり(二の丸駐車場210台)
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、Diners Club、その他)
※券売所のみ
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY、WeChatPay、その他)
Wi-Fi
あり(くまもとフリーWi-Fi)
コンセント口
なし
喫煙
不可
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
可(特別見学通路内及び天守閣内にエレベーターあり)
乳幼児の入店
備考
※電話番号は熊本城運営センターに繋がります。

情報提供: ナビタイムジャパン

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