宇佐神宮

神社

全国約4万社の八幡様の総本宮

「八幡さま」として全国の神社で祀られる八幡大神の総本宮。九州を代表する大社のひとつで、皇室との関わりも深い。小椋山の頂上に建つ絢爛豪華な上宮を中心に広大な境内を誇る。厄除けや家内安全・交通安全などのご利益を求めて参拝客で賑わう。

朱色の社殿が華麗な宇佐神宮上宮} 朱色の社殿が華麗な宇佐神宮上宮

八幡造の華麗な社殿がまぶしい

大鳥居から広い参道を進んで、石段を登り詰めた先に上宮がある。門をくぐると八幡造で建てられた国宝の本殿だ。一之御殿には八幡大神(はちまんおおかみ=応神天皇)、二之御殿には比売大神(ひめおおかみ)、三之御殿には神功皇后(じんぐうこうごう)がそれぞれ祀られている。社殿は、二棟の切妻造の建物が前後につながっている。神様は、昼は外院と呼ばれる前殿で過ごし、夜は内院と名づけられた奥殿に移動するという考え方を建築様式まで高めているのが特徴だ。屋根は檜皮葺き、白壁と朱色の漆で塗られた柱とのコントラストが鮮やか。本殿の建立時期は8世紀から9世紀にかけて。飛鳥・天平のいにしえより1300年近い歴史を刻んでいる。

宇佐古来の形式をもつ宇佐鳥居は全国八幡鳥居の原型。奥に見えるのが西大門} 宇佐古来の形式をもつ宇佐鳥居は全国八幡鳥居の原型。奥に見えるのが西大門

皇室第二の宗廟である深い歴史

宇佐神宮の始まりは、欽明天皇の時代に、境内にある菱形池のほとりに3歳の童の姿をした八幡大神(応神天皇)が示現したことに由来する。二之御殿で祀られる比売大神は、神代の時代に宇佐嶋に降臨した伝説の記載が『日本書紀』に残り、上宮から遙拝できる御許山の山頂に降り立ったといわれている。地主神として比売大神を祀ってきた宇佐の国造が現在の宇佐神宮の形を整えた。三之御殿に祀られる神功皇后は応神天皇の母君であり、安産や学業のご利益があるとされている。皇室ゆかりのご祭神であり、現在も伊勢神宮に次ぐ第二の宗廟として皇室の崇敬もあつい。

御本殿の三殿は国宝に指定されている} 御本殿の三殿は国宝に指定されている

毎年8月1日には流鏑馬神事が行われる} 毎年8月1日には流鏑馬神事が行われる

ぜひ訪れておきたい西大門

上宮本殿のある小椋山の中腹の石段には、縁結びのパワースポットとして人気の夫婦石がある。夫婦やカップルは手をつないで一緒に、1人の人は両足で踏むと幸せになるといわれている。石段を登り切ると見える西大門は、桃山文化の建築様式を伝える唐破風の華麗な門。宇佐神宮を代表する建造物として、本殿や勅使門と合わせてじっくり見ておこう(2025年3月まで改修中)。宇佐神宮の参拝作法は「二拝四拍手一拝」で一般的な神社とは異なる。ほかの境内社でも同様にお参りしよう。時間があれば、境内の中央にある菱形池の散策がおすすめだ。鯉の泳ぐ池にはカモのつがいなどの野鳥もやってくる。初夏にはフジ、秋には紅葉と四季折々の花の名所でもある。また、池のほとりにある御霊水は八幡大神が初めて現れた聖地で、隠れたパワースポット。境内の東端の小高い丘の上には足腰の神様として知られる和気清麻呂を祀る護皇神社もある。

夫婦石はここから石段を登った参道の途中にある} 夫婦石はここから石段を登った参道の途中にある

大鳥居そばの社名碑も巨大だ} 大鳥居そばの社名碑も巨大だ

宝物館や仲見世でゆったりした時間を過ごす

表参道にある宇佐神宮仲見世は、バス停や八幡駐車場から大鳥居に向かって延びている。宇佐の土産品が並び、お食事処も集まっていて参拝後の休憩におすすめだ。大鳥居そばの「宝物館」には、宇佐神宮に関係する数多くの神宝が収蔵されている。国宝の孔雀文磬(くじゃくもんけい)をはじめ、国指定重要文化財の銅鐘や神像など、八幡文化の歴史を物語る貴重な文化財を展示している(土・日曜のみ開館)。宇佐神宮はまた、7月31日から8月2日にかけての御神幸祭も宇佐夏越祭りとして知られる。3基の神輿が境内を賑やかに行き交う華麗なお祭りだ。8月1日には流鏑馬神事、2日には花火大会をはじめ各種イベントも開催され、市民の夏の生活を彩っている。

地元銘菓の名店も仲見世に並ぶ} 地元銘菓の名店も仲見世に並ぶ

スポット詳細

住所
大分県宇佐市南宇佐2859 map map 地図
電話番号
0978370001
時間
[4-9月]5:30-19:00
[10-3月]6:00-19:00
休業日
[宝物館]不定休(要問い合わせ)
料金
【宝物館】
[大人]300円
[中高生]200円
[小学生]100円
駐車場
あり(500台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
滞在目安時間
60-120分

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 上宮の入り口ともいえる西大門の少し手前の右手に建つ大きな摂社です
    4.0 投稿日 : 2023.02.06
    広い境内を持つ宇佐神宮には、いくつもの摂社・末社がありました。それらのお社にもお参りしながら、宇佐神宮の本殿にあたる「上宮」へと向かう石段を登っていきました。上宮の入り口ともいえる西大門の少し手前の右手にあったのが、若宮神社です。 摂社としては本殿のすぐ前に鎮座していますし、大きく立派なお社だなあと思ってお参りしました。この神社は、大鷦鷯命(おおささぎのみこと)など五柱の神々が祀られています...
  • 八幡大神の若宮(子女)が祀られています
    3.0 投稿日 : 2023.01.12
    宇佐神宮の上宮へ向かう石段が続いていました。上宮の入り口に当たる西大門が見えてきたあたりの、右手に、こちらの神社、若宮神社がありました。 宇佐神宮の摂社の一つです。宇佐神宮の主祭神である八幡大神として崇められる「応神天皇」の若宮(子女)、五柱が祀られています。五柱のうちの一人、大鷦鷯命は、応神天皇のあとを継ぎ、第16代天皇となった「仁徳天皇」なんだそうです。 この神社前の参道には、一緒に踏む...
  • 子女を祀る神社
    4.0 投稿日 : 2022.08.07
    平安時代に八幡大神が子女を祀る建てる神社を建てるべきと告げられ、造営されたと伝えられているそうです。式年造営が行われる社で現在の社殿は江戸時代末期に再建、平成に修繕されたとのことです。参道階段を登り宇佐鳥居の手前にあります。

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アクセス

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最寄り

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