高千穂神社
神々が降り立ったといわれる九州最大のパワースポット
五間社流造(ごけんしゃながれづくり)の本殿と拝殿は1971年(昭和46)に国の重要文化財に指定された
1900年前に伊勢神宮と同時期に創建されたと伝わる古式ゆかしい神社
神話の国といわれる宮崎県。なかでも高千穂町は、高千穂峡が舞台となった日向(ひゅうが)神話「天孫降臨」の地として知られ、神話の里といわれている。高千穂神社の御祭神は高千穂皇神と十社大明神で、主祭神である高千穂皇神とは日向三代の神として知られる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)、鵜鵝草葦不合尊(うがやふきあえずのみこと)の三神と、その配偶神である木花開耶姫命(ことはなさくやひめ)、豊玉姫命(とよたまひめ)、玉依姫命(たまよりびめ)の3神の総称。皇祖神にあたる神様を一の御殿に祀り、二の御殿には十社大明神(神武天皇の兄である三毛入野命と妻子神9神)を祀っている。高千穂神社は日向三代の神々を祀ったことが始まりとされ、垂仁天皇の時代(632-730年)に社殿が建立されたが、1770年(明和7)に延岡藩主によって造り変えられた。また、高千穂18郷88社の総鎮守として人々のあつい信仰を集めてきた。
国の重要文化財に指定された本殿
宮崎市内中心部から高速道路を利用して約2時間半、高千穂町市街地のほど近くに位置する高千穂神社。銅製の迫力ある大鳥居をくぐり進んで行くと、境内には立派な杉の木が生い茂り、緑深い神聖な空気を感じる。立派な手水舎があり、その先の石段を登ると本殿に到着。石段の途中には狛犬、本殿前の左右には歴史を感じさせる石造りの小さな祠が伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祀り、門番をしているかのように立っている。威厳すら感じさせる本殿は、五間社流造と呼ばれる建築様式で1778年(安永7)に再建され、2004年(平成16)に国の重要文化財に指定された。拝殿横に左右対称に展示されている鉄造の狛犬は鎌倉時代に源頼朝が奉納したもので、こちらも1971年(昭和46)に国の重要文化財に指定されている。
願いが叶う夫婦杉と源頼朝の命令を受けて植えられた御神木
高千穂神社の御利益は縁結び・夫婦円満・諸願成就・厄祓・交通安全・農産業で知られているが、昨今のパワースポットブームも相まって、縁結びのご利益を求める参拝者が多い。境内には、2本の大きな巨木の根元がひとつにつながっていることから「夫婦杉(めおとすぎ)」と名づけられた御神木と、樹齢800年の秩父杉がそびえ立つ。夫婦杉のご利益は夫婦円満、家内安全、子孫繁栄。参拝後に手をつなぎ杉の周りを3回時計回りに回ると願いが叶うといわれている。また本殿東後方にあり、柵に囲まれている石は「鎮石(しずめいし)」と呼ばれ、垂仁天皇の勅命により伊勢神宮と高千穂神社の建立の際に用いられたという。
源頼朝の代わりに祈願に訪れた畠山重忠が植えたと伝わる杉。畠山氏の出身地が秩父であったことから秩父杉と名づけられた
石に手をかざすとビリビリと電気が走ったように感じたり、拳が温かくなったと感じる人もいる。石の写真を待ち受けにすると開運するともいわれている
魅力たっぷりの高千穂神社
高千穂神社では毎年11月中旬から翌年2月上旬にかけて夜神楽が奉納される。また神楽殿では毎晩8時より高千穂神楽が行われていて、神楽33番のなかから代表的な4番「手力雄の舞」「鈿女の舞」「戸取の舞」「御神体の舞」を公開している。現在インターネット予約が1か月前から可能となっていて、当日は19時より予約が可能。拝観料は1000円となっている。このほかにも社殿前にある授与所にて、御朱印や縁結びの守り、御神木守りや幸せを招く皇神守り、学業のお守り、健康守りなどを頒布している。良いエネルギーをたくさんチャージしたあとは、高千穂神社パワーのお裾分けにお土産として大切な人に渡してみてはいかかだろうか。
スポット詳細
- 住所
- 宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1037
- エリア
- 高千穂エリア
- 電話番号
- 0982722413
- 時間
-
24時間
[御札所]8:00-17:00 - 休業日
- 無休
- 料金
- [高千穂神楽]1,000円
- 駐車場
- あり(80台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
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- 最古の伝統芸能
- 夜神楽そのものというよりは、夜神楽というものがどういう楽しみ方をするものなのかに興味があり、従前より一度見たいと思っていた。なかなか機会に恵まれなかったのだが、宿で聞くと当日も開催予定で予約なしでも見られるとのこと。さっそく出かけた。私が知りたかったことは、夜神楽の前の最初の説明であっさり解説されてしまった。でもいいや。自分の勝手な解釈ではなく、そのようなものだということを大手を振って話すことが...
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- 神道的文化を感じられる場所でした。
- 下名は神道には素人ですが、神道的文化をある意味の宗教心を感じられた気がしました。やはり。日本人の無意識の感情の源は、ここにあるのかもしれません。
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- 母、念願の高千穂神楽を観に
- 神楽殿はほんとにフリースペースなので、なんとなく持参した座布団を並べるものの、後ろの方はばらけていました。寒いことを覚悟して行ったので逆に暑いくらいでした。「手力男」と「うずめ」は神楽のお囃子がほぼ2フレーズの繰り返しだったため夕食直後には辛かったです…高千穂夜神楽は地域ごとのカラーがあっておもしろいとのことなので、夜通し耐えられるかは自信がないものの、いつか観てみたいです。
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