知覧特攻平和会館

博物館/科学館

特攻隊員の遺影、遺書、手紙を展示して特攻の史実を伝える資料館

太平洋戦争末期に旧陸軍の特攻基地が置かれた知覧町(現在の南九州市)で、特攻隊員の遺品を保存、公開しているのが知覧特攻平和会館だ。遺影や手紙だけでなく、当時の戦闘機も展示している。戦時中に起こった歴史の真実を目の当たりにできる。

知覧平和公園の桜並木から見た平和会館の入り口 知覧平和公園の桜並木から見た平和会館の入り口

特攻隊員の貴重な遺品を展示

知覧特攻平和会館は、第二次世界大戦末期の沖縄戦における特攻に関する資料を展示している資料館だ。館内には陸軍特別攻撃隊員の遺影・遺品など貴重な資料が6000点ほど展示され、後世にありのままの事実を伝えている。同館があるのは、かつて旧日本陸軍の飛行場があった知覧平和公園。公園内には約600本の桜が植えられ、戦争遺跡とともに春には満開の桜並木が見られる。第二次世界大戦末期の1945年(昭和20)3月から7月にかけて行われた特攻作戦時、この知覧で過ごした人々も、同じように桜を見ていたのだろうか。

世界恒久の平和に寄与するために旧・知覧町が建設 世界恒久の平和に寄与するために旧・知覧町が建設

1974年(昭和49)に建立された「特攻勇士の像」 1974年(昭和49)に建立された「特攻勇士の像」

特攻基地として多くの隊員を送り出した知覧

知覧は、太平洋戦争末期に旧陸軍の特攻基地が置かれた町だ。1941年(昭和16)12月、福岡県にある大刀洗(たちあらい)陸軍飛行学校の分校として開校。しかし戦況の悪化にともない、1945年(昭和20)3月に特攻基地となった。特攻作戦の開始により、特攻機が沖縄に向けて出撃するためだ。沖縄戦で戦死した陸軍の特攻隊員1036名のうち、約半数にあたる439名が知覧から出撃したという。特攻とは、爆弾を付けた飛行機にパイロットが乗ったまま、敵の船に体当たりする攻撃のこと。つまりパイロットは、死を覚悟して飛び立った。当時、この作戦で亡くなった特攻隊員は17歳から32歳。平均年齢21.6歳の若く尊い命が出撃した事実を、決して忘れてはならない。

陸軍の一式戦闘機「隼(はやぶさ)」 陸軍の一式戦闘機「隼(はやぶさ)」

海軍の「零式艦上戦闘機」は海底から引き上げられた 海軍の「零式艦上戦闘機」は海底から引き上げられた

語り部や音声ガイドにより歴史を深く知ることができる

知覧特攻平和会館には、地元である旧・知覧町出身の語り部が在籍。特攻の歴史的な背景や特攻隊員の遺書について、30-40分で解説してくれる。語り部のなかには、身近な人間を特攻隊員として見送った人もいるというから、貴重な時間となるはずだ。当時の様子をより詳細に知ることができるのでぜひ聞いてみよう。より気軽に解説を聞く場合は、タブレット型の「音声ガイド案内機」(1台200円)の利用もおすすめ。字幕付きの映像で、隊員のエピソードや戦闘機の説明を視聴できる。写真や映像でしか知り得なかったことも、遺品を前に解説を直接聞くことによって、毎日当たり前のように眺めている空の景色も違って見えるかもしれない。

当時の新聞や特攻隊員の日記などが展示されている戦史資材室 当時の新聞や特攻隊員の日記などが展示されている戦史資材室

知覧の町で特攻の歴史を巡る

知覧特攻平和会館が開設された知覧平和公園には、戦争関連の施設がいくつかある。特攻隊員が過ごした「三角兵舎跡」や、毎年5月に慰霊祭が行われる「特攻平和観音堂」などだ。米軍の空襲を受けたときの傷跡がそのまま残る遺跡もあり、戦時中の生々しい記憶をたどることができる。

特攻隊員が出撃までの数日間を過ごした「三角兵舎」を復元 特攻隊員が出撃までの数日間を過ごした「三角兵舎」を復元

スポット詳細

住所
鹿児島県南九州市知覧町郡17881
電話番号
0993832525
時間
9:00-17:00(最終入館16:30)
休業日
無休
料金
【入館料】
[大人]500円
[小人(小中学生)]300円
駐車場
あり(700台)
※無料
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、DISCOVER、Diners Club、その他)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、Apple Pay、Google Pay、PayPay、楽天ペイ、メルPAY、d払い、auPAY、その他)
Wi-Fi
あり(フリー)
コンセント口
なし
喫煙
可(屋外に喫煙所あり、館内は禁煙)
英語メニュー
あり
平均予算
【昼】1-1,000円
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 特攻隊員たちを祀っています
    3.0 投稿日:2021.12.02
    知覧特攻平和会館の東側に、特攻平和観音堂がありました。このお堂は、太平洋戦争戦末期に、若くして散った特攻隊員たちを祀っています。昭和30年に、旧知覧飛行場跡地であったこの場所に建立されました。
  • 特攻隊で亡くなられた方々の霊を慰める観音様
    3.0 投稿日:2021.11.09
    知覧の特攻平和会館の東隣に、知覧平和観音堂がありました。 特攻隊で亡くなられた方々の霊を慰める目的で作られた観音様です。毎年5月3日には慰霊祭が開催され、全国各地から遺族の方々がお参りに訪れるそうです。
  • 特攻隊員の顕彰と平和祈念のために建立
    4.0 投稿日:2021.01.05
    知覧平和公園内、知覧町護国神社の隣にあり、参道には多くの石灯籠が立ち並んでいる。観音堂は1955年の建立で「知覧特攻平和観音像」が安置されている。この観音像の体内には特攻隊員の芳名を記した巻物が納められているとのこと。

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