眼鏡橋
日本最古のアーチ式石橋は眼鏡姿!?
JR長崎駅から蛍茶屋行きの路面電車に乗り、めがね橋電停で下車。徒歩3分ほどで眼鏡橋に着く
日本三名橋に数えられる二連アーチ橋
眼鏡橋は長崎市の中心街を流れる中島川(なかしまがわ)に架かる12の石橋のひとつ。長さ22m、幅3.65m、川面までの高さ5.46mの、日本初のアーチ式石橋だ。ほかの11の石橋が洪水に強い単アーチ橋なのに対し、最初に造られた眼鏡橋だけが二連アーチになっている。川の中に橋脚を建てるため洪水には弱いが、風情ある景観は古くから人々に愛され、江戸東京の「日本橋」、山口の「錦帯橋」とともに、「日本三名橋」と讃えられてきた。名前の由来は、水面に映る姿が眼鏡に見えることから。風がなく天気の良い日には眼鏡がよりくっきりと映る。すぐ下流にある袋橋などから、ぜひその眼鏡姿を見てみよう。
日没から22:00頃までライトアップされ、よりいっそう眼鏡のように見える
車両の通行は禁止されており、現在は人が通るための「人道橋」だ
400年近い歴史をもつ
眼鏡橋の歴史は古い。江戸時代前期の1634年(寛永11)に興福寺2代目住職の黙子如定(もくすにょじょう)が、参詣者のために当時の先進技術を用いて造ったと伝承されている。その長い歴史のなかで、1647年(正保4)の大洪水や1982年(昭和57)の長崎大水害など、度重なる水害に遭いながらも流失はまぬがれ、修復を重ねて現在にいたっている。1960年(昭和35)には国の重要文化財に指定された。眼鏡橋を渡る際は、400年近い歴史に思いを馳せてみてはいかがだろうか。
長崎大水害のあと、水害対策として両岸にバイパス水路が造られた。水量の多いときには水を逃がすことができる
ランタンの明かりでロマンティックに
眼鏡橋のすぐそば、中島川沿いに位置する中島川公園は、長崎の冬の風物詩「長崎ランタンフェスティバル」の会場のひとつ。春節(1~2月頃。年によって異なる)から2週間行われるフェスティバル期間中は、黄色いランタンが中島川を彩る。ランタンの灯りが川面に反射して幻想的な景色の広がる夜は特におすすめ。その美しさは写真家も大挙して撮影に訪れるほど。眼鏡橋とランタンの共演は一生に一度は見てみたい。ちなみに中島川護岸には、1982年(昭和57)の水害後の改修工事の際に、遊び心で埋め込まれたといわれるハート型の石があるので、探してみよう。
ハートストーンがあるのは眼鏡橋から上流へ約50m行った右側。ハートの右上には「i」の字に見える石もある
眼鏡橋周辺で長崎グルメを味わう
眼鏡橋のたもとで小さな青い(または赤い)屋台を見つけたら、それは長崎の名物アイス「ちりんちりんあいす」の移動販売の屋台だ。1960年(昭和35)の発売以来、長崎の人々に愛され続けているアイス(氷菓)で、ヘラを使って花びらのように盛り付けてもらえば食べ歩きにもぴったり。観光シーズンには長崎カステラ入りのアイスも味わえる。また、長崎グルメを味わうなら眼鏡橋より徒歩約8分の浜町アーケードにも足を運ぼう。長崎一といわれる繁華街で、長崎名物カステラの名店や長崎の郷土料理「卓袱(しっぽく)料理」を味わえる店など、長崎の食を楽しむスポットがたくさんある。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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