泉山磁石場

その他の名所

有田焼の原点となった陶石が発見された奇跡の山

現在は熊本県天草から産出される良質の石が使われているが、泉山磁石場の石にこだわる作家もいる} 現在は熊本県天草から産出される良質の石が使われているが、泉山磁石場の石にこだわる作家もいる

JR佐世保線上有田駅から車で2分ほど。広場の先に薄い茶色と白が混ざったような荒々しい岩場が見えてくる。この泉山磁石場は、有田焼の祖である李参平らによって1616年(元和2)頃に発見された。ここの石を原料とすることで有田焼が産業として確立。いわば泉山磁石場は有田にとって奇跡の山であり、聖地だといえる。有田周辺はかつて火山活動が活発なところだった。現在の地形はおよそ250万年前、マグマが冷えてかたまった流紋岩という岩石からできている。だが、泉山磁石場だけが周囲と違い、白い。それは磁石場が最大200mに及ぶ火山灰や火山礫によって覆われていたためだと考えられている。およそ217万年前、磁石場はマグマと同じ経路を通って上がってきた約300℃の熱水(火山ガス)の作用を受けたが、そのとき火山灰が蓋となっていたため熱水が岩の中に溜まり、数万年にわたって岩を「煮込んだ」のだった。その結果、鉄分が抜けた白い粘土質がつくり出されたという。蓋となっていた火山灰は、その後200万年かけて水によりけずられ、白い岩山が露頭し発見された。

広場の一角には昔の採掘の様子を伝える写真の陶板もある} 広場の一角には昔の採掘の様子を伝える写真の陶板もある

広場から山道を1分ほど歩くと石場神社があり、境内には李参平の磁器製座像がある} 広場から山道を1分ほど歩くと石場神社があり、境内には李参平の磁器製座像がある

石場神社奥の岩場の上を注意して見ると彫像が。彫られたあとに採掘が続けられ、岩場が掘り下げられたと考えられる} 石場神社奥の岩場の上を注意して見ると彫像が。彫られたあとに採掘が続けられ、岩場が掘り下げられたと考えられる

スポット詳細

住所
佐賀県西松浦郡有田町泉山1-33 map map 地図
休業日
なし
料金
無料
駐車場
あり(8台)
クレジットカード
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
滞在目安時間
0-30分
備考
※電話番号は有田町役場商工観光課

情報提供: ナビタイムジャパン

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アクセス

map map 地図

最寄り

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