福岡アジア美術館
アジア文化の窓口・福岡ならではのアート空間
都市型美術館でアジアの「いま」にアクセス
ショッピングや食事のついでにふらりと立ち寄る。「博多リバレインセンタービル」の7階と8階に位置する「福岡アジア美術館」は、気軽に芸術に触れられる絶好の場所にある。もともとは、1979年(昭和54)に開館した福岡市美術館が取り組んできたアジア美術の紹介やコレクションを継承する形で始まり、現在は市民とアーティストが美術を介した交流や相互理解を通し、ともに創造し発信することを目指している。開館以来、毎年アジアの美術作家や研究者を一定期間招き入れ、福岡に滞在しながら市民との共同制作やワークショップを行うなど、鑑賞するだけではない新しい美術体験も試みている。
宝探し気分! 「あじび」のツウな楽しみ方
福岡アジア美術館の通称は「あじび」。ハードルが高いと思われがちなアートをグッと身近にする工夫が「あじび」には、たくさん隠れている。美術館に続く1階エレベーターホールのロビーでまず出合うのは、中国の作家ブー・ホァ(ト樺)氏による高さ4m、幅11mの巨大な壁画。たくさんの動植物が鮮やかな色彩で描かれた作品をよくよく見ると、福岡タワーや博多祇園山笠や博多ラーメンがこっそり描かれており『最良のものはすでにある』のタイトルに思わず納得してしまう。館内に点在する不思議な形の家具は、東南アジアのデザイナーによるものだったり、子ども用のトイレにバングラデシュのアーティストが描いた動物ペインティングがあったり。気づけば隣にアート!なのだ。
ロビーで目に飛び込んでくる壁画は中国の作家ブー・ホァ氏によるもの
読んで、飲んで、アジアをゆったり味わう
作品を鑑賞したあとは、7階のアートカフェでひと息つこう。大きな窓から光が差し込むオープンスペースには、アジア、アート、旅に関する約1万冊の書籍が国やテーマ別に並ぶ。なかなか海外旅行に出かけられなくても、インド、バリ、シンガポール、マレーシア、ベトナム、中国、台湾、韓国……各国の本を手にとれば現地の風を感じるかのよう。「音を楽しむ、アジア映画に親しむ、建築を読む」といったテーマごとの視点もおもしろい。また、カフェメニューにもアジアンテイストが光る。目をひくのが「コピルアック」という、インドネシアに生息するジャコウネコの体内で発酵した豆を使う希少なコーヒー(1500円)。チョコレートのような甘い香りとさっぱりしているのにコクのある風味は、話のネタに一度飲む価値あり。
希少コーヒー「コピルアック」などを提供する「MUSEUM CAFE by IENA COFFEE」はアートカフェに併設
ここでしか買えない貴重な1点物もあり
美術館を訪れたらミュージアムショップも見逃せない。展覧会の図録や書籍だけでなく、オリジナルグッズにも力を入れているので思わず手が伸びる。7階の「ミュージアムショップ ロンホァ」で見つけたのは、インドのグジャラート州にあるカッチ地方で作られた刺繍織物。古くはマハラジャへの献上品としても喜ばれたという。カラフルな刺繍を施した長財布は美術品のような美しさで、ラバリ族の女性たちによるていねいな仕事ぶりも伝わってくる。
スポット詳細
- 住所
-
福岡県福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7F・8F
地図
- 電話番号
- 0922631100
- 時間
-
9:30-19:30(金土は9:30-20:00)
[ギャラリー観覧時間]9:30-18:00(金土は9:30-20:00)
※入室は閉室30分前まで - 休業日
- 水(休日の場合は翌日)、年末年始
- 料金
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[入館料]無料
[アジアギャラリー観覧料]一般200円、高大生150円、中学生以下無料
※特別展観覧料は別途 - 駐車場
-
なし
※ビルの地下に有料駐車場あり - クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、WAON、PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY、WeChatPay)
- Wi-Fi
- あり(Fukuoka City Wi-Fi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 英語メニュー
- あり(展示物キャプション全て英語併記)
- 平均予算
-
【昼】1-1,000円
【夜】1-1,000円 - 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可(レンタルあり)
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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