嵐山モンキーパーク

公園/緑地

嵐山の自然のなかで暮らす野生のニホンザルと出合える

嵐山エリアの岩田山山頂に位置し、野生のニホンザルと触れ合うことができるパーク。標高160mの展望台からは京都市内を一望でき、桜や紅葉のスポットとしても人気が高い。休憩所ではエサやりを体験することができる。

スタッフによるエサやりが始まると、あちらこちらからサルが集まってくる(時間は季節によって変動あり)} スタッフによるエサやりが始まると、あちらこちらからサルが集まってくる(時間は季節によって変動あり)

渡月橋からサルが暮らす別天地へ

春は桜、秋は紅葉の名所として名高い嵐山。間近に望む雄大な山々と保津川の清流、渡月橋の優美な姿が調和した景観は、日本のみならず世界各国の人びとからも愛されている。そんな嵐山連峰のひとつに岩田山があり、中腹に位置するのが「嵐山モンキーパーク」だ。1957年(昭和32)より一般公開され、現在は約120頭の野生のニホンザルの群れが生活している。園内からは京都市内を一望できることから、展望スポットとしても人気が高く、近年は訪日観光客の姿も多い。観光口コミサイトでも上位にランクインするパークへのアクセスは、渡月橋の南にある「渡月小橋(とげつこばし)」からスタート。川の上流に向かってしばらく歩くと、「櫟谷宗像(いちたにむなかた)神社」の赤い鳥居が見えてくる。鳥居をくぐった左手に見学受付があり、山頂への道が続いている。

受付ではぬいぐるみやキーホルダーなどのモンキーグッズも販売されている} 受付ではぬいぐるみやキーホルダーなどのモンキーグッズも販売されている

森林浴とハイキングを楽しみ山頂へ

受付から山頂までは約20分。いきなり長い階段が現れびっくりするが、この階段を上がればあとはゆるやかな遊歩道だ。険しい山道ではないので、小学校低学年くらいの子どもも歩いて上っている。途中に設置されているベンチで休憩を挟みながら進んで行こう。ブランコや大きな滑り台がある広場が見えてきたらゴールは近い。最後の坂道を上り切った先は標高160mの展望台となっていて、ここがサルたちの集まるエサ場になっている。まずはゆっくりとパノラマ景色を堪能しよう。正面には比叡山をはじめとする東山の山並みが広がり、眼下には悠々と流れる桂川(保津川)、住宅街のなかに京都御苑や双ヶ丘が点在し、晴れた日には京都タワーも望むことができる、まさに絶景だ。

山頂への道沿いにはサルに関するクイズもあり、楽しく学ぶことができる} 山頂への道沿いにはサルに関するクイズもあり、楽しく学ぶことができる

山頂の展望台からの眺め。山や寺院の場所を示す案内写真が設置されているのでわかりやすい} 山頂の展望台からの眺め。山や寺院の場所を示す案内写真が設置されているのでわかりやすい

欧米の観光客からも人気の理由

景色を堪能したあとは、お待ちかねのサルとの対面へ。園内には約120頭のニホンザルが生活をしているが、その一頭一頭に名前が付いていて生まれた日までわかっているという、サル学研究の場としても貴重な群れとなっている。ニホンザルはシカやイノシシとならんで日本人にはなじみ深い動物の一種だが、日本以外の国には生息しておらず、国内でも北海道と沖縄にはニホンザルはいない。国内の分布の南限は鹿児島県屋久島、北限は青森県下北半島とされている。世界の霊長類のほとんどは熱帯から温帯に生息しているなか、積雪地域にも暮らすニホンザルは霊長類としては非常に珍しいそう。そのような理由もあって、欧米からの観光にも人気があるスポットとなっている。展望台でもサルの姿を見ることができるが、より近くで触れ合える休憩所に入ってみよう。

観光地・嵐山にありながら、自然を身近に感じることができる} 観光地・嵐山にありながら、自然を身近に感じることができる

サルと人間がルールを守って良好な関係を

ここに集まるサルたちは野生だが、「山からふもとに下りることはないのか」とスタッフに聞いてみたところ、「エサがつねにあるから下りることはない」とのこと。サルはエサがあるところに住み着き、エサがなくなると移動するという習性をもっている。パークでは1日に数回、スタッフによるエサやりタイムがあり、さらに来園者からもエサをもらえることをわかっていて、ここを離れることはないそうだ。なお、来園者のエサやりは、休憩所内で販売されているエサ(1袋100円)を休憩所の中から金網越しにあげることに限られている。持ち込みや休憩所の外でのエサやりは禁止。これも人間とサルが良好な関係を保つための大切なルールだ。休憩所内でエサを見せると、どこからともなくサルたちが集まり、細くて長い手を使って一瞬にしてエサをつかみ取り、指を使って器用に食べる姿はとてもかわいい。金網があるので小さな子どもでも安心。絶景とサルとの触れ合いの両方を楽しめるスポットは、家族連れやカップルにもおすすめだ。

休憩所で販売される落花生やリンゴなどのエサ。直接、手渡しするのではなく、台に置いてあげよう} 休憩所で販売される落花生やリンゴなどのエサ。直接、手渡しするのではなく、台に置いてあげよう

サルの表情や毛並み、手のしわなどもよく見える。エサを取り合う姿も野生ならでは} サルの表情や毛並み、手のしわなどもよく見える。エサを取り合う姿も野生ならでは

毎年4月から7月にかけてはサルの出産ラッシュ。子ザルに出合えることもある} 毎年4月から7月にかけてはサルの出産ラッシュ。子ザルに出合えることもある

スポット詳細

住所
京都府京都市西京区嵐山中尾下町61 map map 地図
電話番号
0758720950
時間
[入園可能時間]9:00-16:00(山頂は16:30まで)
休業日
不定期(大雨、雪のときなど天候によって休園になります)
料金
[入園料]大人(16歳以上)600円、こども(4歳-15歳)300円
駐車場
なし
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
あり
コンセント口
あり(2口)
喫煙
不可
平均予算
【昼】1-1,000円
滞在目安時間
30-60分
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

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最寄り

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