知恩院

寺院

法然上人の教えをたっぷりと感じられる、浄土宗の総本山

浄土宗の宗祖・法然上人(ほうねんしょうにん)。知恩院はその法然上人ゆかりのお寺だ。懐の深さを感じさせるどっしりとしたたたずまいのお寺に足を運んで、法然上人の教えに心を寄せてみよう。

特別公開の際には三門の上層に上ることができる 特別公開の際には三門の上層に上ることができる

どっしりとした三門が目印

知恩院は、京都の中でもひときわ華やぎをみせる祇園(ぎおん)と、文化とアートの街・岡崎の中間辺りに構える。東山のふもとにあり、都会の喧騒とは離れたおごそかな風情の漂うのが印象的だ。それもそのはず、知恩院は浄土宗の宗祖として信仰を集める法然上人ゆかりのお寺で、浄土宗の総本山に位置する。知恩院へは市バスの知恩院前で下車するのが便利。東へ徒歩5分ほど進めば、大きな三門が見えてくる。こちらは、高さ24m、横幅50mほどもあり、木造の門としては日本最大級だという。また、「華頂山」との文字が書かれている中央の額はなんと畳2畳分もあるのだとか。この巨大な三門は1621年(元和7)、江戸幕府2代将軍・徳川秀忠(とくがわひでただ)の寄進によって建てられたもの。

法然上人の教えが詰まったお寺

そもそも知恩院は、1175年(承安5)、比叡山で修業を積んだ法然上人が京都東山・吉水に結んだ草庵に始まる。その後、2代・源智(げんち)によって基礎が築かれ、江戸時代、徳川将軍家の菩提所に定められ壮大な伽藍が整えられた。三門が徳川秀忠の寄進によるのも、そうしたつながりからである。知恩院は、ただひたすら一心に「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」との念仏を唱えれば、阿弥陀仏によってすべての人が救われるという、法然上人の教えを伝え続けている。

かつて法然上人像が安置されていた旧御影堂。現在は、勢至菩薩(せいしぼさつ)を祀る「勢至堂(せいしどう)」 かつて法然上人像が安置されていた旧御影堂。現在は、勢至菩薩(せいしぼさつ)を祀る「勢至堂(せいしどう)」

法然上人の遺骨を奉安する御廟(ごびょう) 法然上人の遺骨を奉安する御廟(ごびょう)

法然上人の偉大さが伝わる壮大な境内

三門をくぐれば、見えてくるのが三門に負けないほどの巨大な階段だ。こちらは「男坂」と呼ばれる、一段一段が非常に大きい階段だ。そびえ立つほどの大きさに圧倒されるが、もし上れるか心配という場合には、右側に目を向ければ、ゆるやかな階段があるのでご安心を。こちらは「女坂」と呼ばれ、景色を楽しみながら歩くことができる。

上り切ったらご利益がありそうな「男坂」 上り切ったらご利益がありそうな「男坂」

「女坂」は一段一段が低く、着物でも上りやすい 「女坂」は一段一段が低く、着物でも上りやすい

こうして階段を上がった先にあるのが、1639年(寛永16)に江戸幕府3代将軍・徳川家光(いえみつ)によって再建された、御影堂(みえいどう)だ。長年に及ぶ修理が2020年(令和2)に終わったばかりの御影堂は、法然上人の木像を祀るお堂で、国宝に指定される。そのお堂の大きさからも、法然上人の存在の大きさを感じられる。

扉の落とし金に残る、猿・亀・蝉などの飾り金具にも注目 扉の落とし金に残る、猿・亀・蝉などの飾り金具にも注目

17人で一緒に撞く除夜の鐘

知恩院は、年末の風物詩でも有名なスポットだ。知恩院の大鐘楼は、高さ3.3m、直径2.8m、重さ約70tを誇る巨大な梵鐘で、奈良の東大寺、京都の方広寺と並ぶ、日本三大梵鐘のひとつに数えられる。この鐘を、親綱1人、子綱16人、合わせて17人の僧侶が力を合わせていっせいに撞く除夜の鐘は、京都の年越しの風物詩になっている。また、除夜の鐘の本番に向けて、一度だけ練習をする「除夜の鐘の試し撞」は毎年12月27日に行われ、本番とは違うアットホームな雰囲気を楽しみに、見学に訪れる人も多い。

荘厳な雰囲気の大鐘楼 荘厳な雰囲気の大鐘楼

ほかにも4月に行われる「ミッドナイト念仏in御忌」は参加者が三門に上がって、夜通し念仏を唱えるという人気の行事。知恩院には、若い人でも楽しみながら法然上人の教えを学べる機会がたくさん用意されているのがうれしいところ。法然上人の懐の深さや偉大さを感じられる壮大な境内で、ほんのひととき自分の心と向き合ってみよう。

スポット詳細

住所
京都府京都市東山区林下町400
電話番号
0755312111
時間
[拝観時間]9:00-16:00
休業日
無休
料金
[庭園拝観料・友禅苑]大人300円、小人150円
[方丈庭園拝観料]大人400円、小人200円
[共通券]大人500円、小人250円
駐車場
なし
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
平均予算
【昼】1-1,000円
滞在目安時間
30-60分

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 面白い構造の鐘楼
    4.0 投稿日:2019.11.24
    大鐘楼と言うだけあって、鐘も建物もビッグサイズですね。興味深かったのはその形で、TVで見られるように大人数の僧侶が力を合わせてつかないといけないほどのサイズなので、鐘と周囲の土地は同じ高さの平面です。よく鐘楼が高床や石垣が組まれた土台の上にあるのと比べると、逆の意味でその大きさを感じました。
  • 大きな鐘
    3.0 投稿日:2019.10.21
    1635年に鋳造された大鐘(重文)です。17人がかりでつく除夜の鐘は、京都の風物詩です。宝佛殿の横からの段を上がっていくとあります。
  • サルにご注意
    3.0 投稿日:2019.04.10
    知恩院境内の奥の方にある大鐘楼です。知恩院で, サルにかみつかれたというニュースを聞きましたが, 大鐘楼の柵のところにも注意書きが掲示されていました。そのためかどうかわかりませんが, 立派な大鐘楼には観光客はほとんどおられませんでした。

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