ミキモト真珠島

真珠養殖発祥の島でパールの魅力に触れる

「ミキモト真珠島」は、かつて御木本幸吉(みきもとこうきち)が真珠の養殖に成功した小さな島。博物館には真珠を使ったジュエリーのコレクションが展示されており、真珠の養殖の仕組みや、その歴史についても学ぶことができる。ほかにも海女の潜水実演見学や、パワースポット探しなど、お楽しみが盛りだくさんのスポットだ。

鳥羽駅のほど近くに浮かぶ小島。パールブリッジを歩いて渡れば到着} 鳥羽駅のほど近くに浮かぶ小島。パールブリッジを歩いて渡れば到着

真珠を使った宝飾品の豪華なコレクションに感動

島へ着いたらまず訪れたいのが、世界でも珍しい真珠専門の「真珠博物館」。約2000年前に作られた帝政ローマ時代の装身具から19世紀ヨーロッパの作品まで、天然真珠を用いたアンティークジュエリーの数々に目を奪われる。明治から昭和期に生まれたミキモトクラシックコレクションも必見。真珠とダイアモンドが配されたティアラ、796個の真珠があしらわれたビザンチン様式の王冠など、ため息が出るほどの美しさだ。真珠のできる仕組みや真珠を育む貝について、さらに収穫された真珠がネックレスになるまでを、わかりやすく解説してくれるコーナーもあり、真珠について存分に学べる。

2016年(平成28)の伊勢志摩サミットでは首脳夫人らも訪れたという真珠博物館} 2016年(平成28)の伊勢志摩サミットでは首脳夫人らも訪れたという真珠博物館

「真珠王」の人生をたどり、海女の実演を見学

世界で初めて真珠の養殖を成功させ、真珠王と呼ばれた御木本幸吉。「御木本幸吉記念館」では、96年にわたった波乱万丈の幸吉の生涯と業績が、多くの写真や実物、説明パネルによって紹介され、その人生哲学が伝わってくる。生家や晩年を過ごした住居も復元されているので、幸吉の暮らしぶりにも触れてみたい。また、島内では真珠養殖を支えた海女の実演も。昔ながらの白い磯着をまとった海女たちが、海に潜ってアコヤ貝を採取する様子を見物できる。現在では、ミキモト真珠島でしか見られない貴重な光景なので、ぜひ時間などをチェックしておこう。

うどん屋「阿波幸」を営んでいた生家と晩年の住まいが復元されている} うどん屋「阿波幸」を営んでいた生家と晩年の住まいが復元されている

心ときめくパールジュエリーやオリジナルアイテムを物色

ショッピングやランチを楽しむなら「パールプラザ」へ。1階には真珠製品を中心に取りそろえた「パールショップ」が広がる。高品質のパールジュエリーはもちろん、真珠を育むアコヤ貝の貝殻のアクセサリーや、アコヤ貝から抽出したパールシェルカルシウム入りのオリジナルのマドレーヌなど土産にぴったりのアイテムも多数並んでいるので、ショッピングも堪能しよう。昼食には2階の「レストラン阿波幸」がおすすめ。窓から美しい鳥羽湾を眺めながら、アコヤ貝の貝柱の醤油煮や伊勢うどんがセットになった「真珠うどん」「真珠定食」などのメニューを味わいたい。

見ているだけで胸がときめくパールジュエリーをはじめ、ミキモト真珠島だけのオリジナルアイテムも充実} 見ているだけで胸がときめくパールジュエリーをはじめ、ミキモト真珠島だけのオリジナルアイテムも充実

歴史を感じながらのパワースポット巡りもおもしろい

かつては「相島(おじま)」と呼ばれ、長い歴史をもつ島内には、いくつものパワースポットが点在。現在までずっと島を見守り続けてきた「珠の宮」には、海を隔てて祀られた夫婦神の伝説が残り、縁結びや長寿、繫栄などのご利益があるとされる。この珠の宮の前には「願いの井戸」があり、脇に備えられたアコヤ貝の貝殻に願いを書き、投げ入れて念じれば、願いが叶うのだとか。御木本幸吉の銅像近く、ソテツの植え込みを囲う縁石のひとつである「ラブラブの石」にも注目を。きれいなハート形が珍しく、眺めているだけで愛に包まれるようだ。いずれも歩いて気軽にまわれる場所にあるので、島内観光の楽しみのひとつに加えて、計画を立ててみては。

養殖真珠の発明を成し遂げた御木本幸吉も日ごとに参っていたという「珠の宮」} 養殖真珠の発明を成し遂げた御木本幸吉も日ごとに参っていたという「珠の宮」

珠の宮の前にある古井戸「願いの井戸」。投げ入れた貝殻が井戸に沈んでいく間に、願い事をしよう} 珠の宮の前にある古井戸「願いの井戸」。投げ入れた貝殻が井戸に沈んでいく間に、願い事をしよう

ハート形が印象的な「ラブラブの石」。海女のひとりが発見し、注目を浴びる存在に} ハート形が印象的な「ラブラブの石」。海女のひとりが発見し、注目を浴びる存在に

スポット詳細

更新日:2024.04.25

住所
三重県鳥羽市鳥羽1-7-1 map map 地図
エリア
鳥羽エリア
電話番号
0599252028
時間
9:00-17:00(季節により変動あり)
休業日
12月第2火から3日間
料金
[入場料]大人1,650円、小人(小中学生)820円
駐車場
あり(120台)
※2時間600円(1時間延長ごとに200円)
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、ICOCA)
Wi-Fi
あり(PEARL-ISLAND)
コンセント口
なし
喫煙
ベジタリアンセレクション
あり(事前にご連絡ください)
ハラル対応
あり(祈祷スペース)
英語メニュー
あり
平均予算
【昼】1,001-3,000円
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
乳幼児の入店
ペットの入店
可(飲食店内のみご遠慮いただきます)
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

このスポットを紹介している記事

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました