伊賀上野城
美しい姿から「白鳳城」と称される伊賀のシンボル
豊臣方を睨むようにそびえ立つ高石垣
伊賀上野城天守閣は「伊賀流忍者博物館」や「芭蕉翁記念館」などのある、上野公園内にそびえている。伊賀鉄道の上野市駅または西大手駅からは、徒歩8分ほどの距離。車の場合は上野公園第1駐車場から徒歩5分ほど。天守閣から西側に向かって歩くと、まずは高さ約30mの「高石垣」に驚かされる。石垣を高く積み上げることに長け、築城の名手と呼ばれた藤堂高虎の凄みを感じさせる遺構だ。西側にこれほど大きな石垣を配したのは、豊臣方の本拠地である「大坂」に対峙するためと考えられる。石垣の下から見上げるとよりスケールの大きさがわかるので、ぜひとも西側から城を攻め入る気持ちで見学したい。
藤堂高虎により改修された伊賀上野城
伊賀上野城の歴史は、大和郡山の領主であった筒井定次(つついさだつぐ)が、1585年(天正13)、現在の本丸広場の東側に大坂を守るための城を築いたことに端を発する。のちに、徳川家康の命で藤堂高虎が伊賀・伊勢両国の領主となり、今度は西方の大坂城の豊臣方との決戦に備え、伊賀上野城を改築させた。しかし、1612年(慶長17)に建設した五層の天守閣は大暴風で完成寸前に倒壊。その後、豊臣氏が滅亡したため天守閣が再建されることはなかったが、藤堂氏はここに屋敷を置き伊賀国を治めた。現在の天守閣は、伊賀出身の代議士・川崎克(かわさきかつ)氏が、私財と支援者の協力により昭和初期に復興したもので、市のシンボルとなっている。
城内には伊賀焼をはじめさまざまな遺物を展示
いよいよ木造の城内へと入ると、鎧や兜など武具が多く並べられ戦国時代にさかのぼったような気分になれる。天守1階には、伊賀の伝統産業である伊賀焼も展示。2階には「日本100名城」の写真や藤堂家ゆかりの品々、川崎克氏に関する資料などを見学することができる。最上階からは、伊賀の町並みや遠くの山々を一望。また、伊賀上野城を見学したあとは、同じく上野公園内にある「伊賀流忍者博物館」や「芭蕉翁記念館」、「俳聖殿」にも合わせて訪れよう。
スポット詳細
- 住所
-
三重県伊賀市上野丸之内106
地図
- エリア
- 伊賀・上野エリア
- 電話番号
- 0595213148
- 時間
- 9:00-17:00(最終入館16:45)
- 休業日
- 12/29-31
- 料金
- [登閣料]大人600円、小中学生300円
- 駐車場
- あり(市営公園駐車場約100台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(catv.wifi_conect)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可(抱っこまたはケージに入れてのみ可)
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 高い石垣が素晴らしい
- 築城の名手藤堂高虎が築いた立派なお城。高い石垣が有名です。豊臣家が滅亡したことにより、天守等は作られませんでしたが、昭和初期に地元の政治家が木造の三層天守を再建しました。ただし、当時は創建しようとしていた五層天守とは異なっています。江戸初期の城で、本格的な城郭を持つお城で見ごたえがあります。
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- 元旦に家族で見学に行きました。
- 石段を上がり、受付がありました、入場料は現金のみ、JAF割引なしと貼ってあった。お城は昭和10年に建てられた木造のお城。重要文化財。古い甲冑、刀などが展示されており、やや恐怖を感じました。忍者がいる!との夫の言葉で壁を見ると、忍者が壁に貼り付いており、怖すぎて思わず声が出ました。上の階には、お城の建設に貢献した功労者の展示もありました。コンクリートではなく、木造に拘ったなど時代的に相当大...
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- 高石垣がすごい白鳳城
- 伊賀鉄道上野市駅から10分弱で、藤堂高虎が築いた城跡に伊賀上野文化産業城として再築城されている伊賀上野城です。藤堂高虎の手がけた高石垣は、当時のままらしい。高石垣から堀を見下ろすと足がすくむほどの高さがありなかなかのお城であったことは確か。市営駐車場は、土日祝日は有料ですが、17時以降は無料で止めれます。
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