高野山霊宝館
高野山にまつわる約10万点の文化遺産を公開
日本現存最古の木造博物館建築内にも注目
1921年(大正10)に金剛峯寺によって、高野山内の貴重な文化遺産を保存・展観する施設として開設。1961年(昭和36)には収蔵庫・大宝蔵を増設し、高野山の国指定文化財の美術工芸品の大半を収蔵するようになった。その後も指定物件は増え、1984年(昭和59)には新館、2003年(平成15)には、収蔵庫・平成大宝蔵を増設した。開設時に建てられた本館は、1998年(平成10)に日本現存最古の木造博物館建築として、登録有形文化財に指定。展示品はもちろん価値のある建造物にも注目を。館内入り口から受付まで両側に庭園が広がっていて、5月上旬にはシャクナゲの花が、11月上旬からは紅葉が楽しめる。
高野山に伝わる国宝などの貴重な展示が多数
火災などの災害を逃れ、奇跡的に高野山の各寺院で受け継がれてきた、国宝約20点、重要文化財約150点を含む指定文化財を約2万8000点収蔵。未指定品も含めると約10万点にも及ぶ絵画・彫刻・工芸品・書跡・考古資料などを収蔵している。圧倒的な収蔵量を誇る館内は、「仏像(彫刻)」「仏画(絵画)」「書跡」「工芸」の4エリアで構成される。特別展の開催や随時展示替えを実施するため、訪れるたびに新たな展示物に出合えるのも魅力だ。
弘法大師直筆の書跡など、国宝級の文化財に出合える
仏像や仏画、美術工芸品など多彩な展示のなかでも、壇上伽藍にある不動堂の元本尊『不動明王坐像』をはじめ、それとともに祀られていたりりしい表情が印象的な運慶作の『八大童子立像』は必見。孔雀の背に乗るという絵画的な姿を仏像彫刻として完成させた、孔雀堂に祀られていた快慶作の重要文化財『孔雀明王像』も現在は霊宝館にて保存されている。そのほかにも日本最古と伝わる涅槃図『仏涅槃図』をはじめ、弘法大師自筆の書跡『聾瞽指帰弘法大師筆』、有名武将の肖像画『武田信玄像』など、霊宝館でしか見られない貴重な品々がそろっている。(常設展示でないため、一部鑑賞できない場合もある)
スポット詳細
- 住所
- 和歌山県伊都郡高野町高野山306 地図
- エリア
- 高野山・龍神温泉・九度山エリア
- 電話番号
- 0736562029
- 時間
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[5月-10月]8:30-17:30
[11月-4月]8:30-17:00
※それぞれ受付は閉館の30分前まで - 休業日
- 年末年始、他展示替えなどのため臨時休館の場合あり
- 料金
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【拝観料】
[一般]1,300円
[高校生・大学生]800円
[小・中学生]600円 - 駐車場
- あり(20台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、d払い、auPAY)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1,001-3,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 快慶作の素晴らしい仏像!
- 和歌山県道53号を挟んで壇上伽藍と反対側に位置する。拝観料は1,300円。建物は1920年築で国登録有形文化財。館内撮影不可。国宝や重要文化財を含む高野山の宝物を多数展示している。特に素晴らしいと感じたのは快慶作の仏像(執金剛神立像、四天王立像など)。その迫力ある造形には目を奪われる。この仏像を見るだけでもここに来る価値がある。
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- 珍しい仏様と出会えます
- 他のお寺では、なかなか拝めない、孔雀明王、執金剛神立像、深沙大将立像、八大童子がおわします。見仏目的の方は、必見です。
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- 国宝が、一度に沢山拝めます
- 開館100周年だそうです。たしかに木や紙でできている品々は、防火設備が必須。さすが、根津さん、益田さん達です。 4期に分かれている為、すべての国宝を一度に見るわけにはいきません。 運慶、快慶の傑作や、弘法大師の三鈷杵、白檀の一木を観音開きにしてある諸尊仏龕、大師の直筆の聾瞽指帰、中尊寺由来の紺紙金銀宇一切経などが、一度に観れて大満足でした。
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