談山神社
四季それぞれの美しさ。国を変えた「談(かたら)い山」の社
世界唯一の木造十三重塔がある神社
藤原氏の始祖である藤原鎌足の遺骨の一部を、その長男である僧・定慧(じょうえ)が多武峯(とうのみね)山頂に改葬し、十三重塔と、続いて講堂(現・神廟拝所)を建立したことが発祥とされる談山神社。談山という名称は、鎌足と中大兄皇子(のちの天智天皇)が、645年(大化元)に大化の改新の談合をこの地で行ったことから、「談い山」と呼ばれるようになったと伝えられる。室町時代に再建された十三重塔と、江戸時代に再建され現在は神廟拝所となった元・講堂は重要文化財に指定されている。遠景も美しい十三重塔は、談山神社、また神社が建つ多武峯の地域のシンボル的存在だ。
朱色が映える透廊(すきろう)のある拝殿
十三重塔、神廟拝所のほかにも重要文化財に指定されている建築がいくつかあるが、印象的な透廊がめぐらされた談山神社拝殿もそのひとつ。1520年(永正17)造営の拝殿は、檜皮葺き屋根の朱塗りの舞台造(崖や川岸などに張り出した建築様式。懸造、崖造とも呼ぶ)となっていて、中央の天井は伽羅香木で造られているという、なんとも華やかな建築だ。そして周囲をぐるりと廻る東西透廊が、よりいっそう優美さを醸している。拝殿参拝の際は、回廊から眺める、談山神社境内の新緑や紅葉などの風景にも目を向けたい。舞台造の構造については、拝殿脇の階段から見上げると、その様子がよくわかる。
注目を集める2つの岩座
談山神社の正面受付から階段を上がる途中、進行方向右手に延びる小径がある。縁結びの神として、鎌足の妻である鏡女王(かがみのおおきみ)を祀る恋神社へと続く。そこにあるのが「むすびの岩座」で、岩をなでて祈り、縁結びを願う参拝者が訪れている。もうひとつの岩座があるのは、十三重塔の西側にある古神道の信仰の姿を残す龍神社で、大和川の源流のひとつとなるという清水が湧き出ており、桜井市内にある記紀・万葉ゆかりの地やビューポイントを公募した「大和さくらい100選」に選定された。談山神社へは車が便利。公共の交通機関利用の場合は、JR・近鉄桜井駅から桜井市コミュニティバス多武峯線18に乗車し「談山神社」で下車となる。
スポット詳細
- 住所
-
奈良県桜井市多武峰319
地図
- エリア
- 山の辺の道・桜井エリア
- 電話番号
- 0744490001
- 時間
- 8:30-16:30(受付終了)
- 休業日
- 無休
- 料金
- [拝観料]大人600円、小人300円
- 駐車場
- あり(自家用車300台)
- クレジットカード
- 不可
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可(室内は、抱っこしてください。)
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 奈良時代を感じます。木造十三重の塔は世界唯一
- 大化の改新の立役者である藤原鎌足を祀る。中大兄皇子と蘇我入鹿を討つ為の談合した地として談山神社と言う言われ。鎌足の長男である定慧和尚が多武峰山頂に鎌足のお墓を造営し妙楽寺として建立されたのが始まりです。広大な敷地に多くの伽藍が有ります。神社では無いお寺の作りです。
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- 十三重の塔がある
- ツアーで訪問しました。645年中臣鎌足と中大兄皇子が、蹴鞠の会で会い、多武峰(たうのみね)のここで「大化の改新」について話し合ったそうです。十三重塔があります。豪華な社殿は日光東照宮のモデルになったそうです。金きら豪華でした。
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- 紅葉の名所で、見ごろのころには大混雑します
- ご祭神は藤原鎌足公で、旧別格官幣社とのことです。訪れればわかるのですが、十三重塔があるなど、どう見ても建物群はお寺さんです。1869年(明治2年)に神仏分離令により神社になるまではお寺だったそうです。紅葉の名所で、見ごろのころには大混雑するとのことですが、11月12日の土曜日は見ごろの1週間ほど前だったせいか、渋滞もなく、駐車場にもすんなり駐車できました。駐車場は無料です。
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