いしかわ生活工芸ミュージアム(石川県立伝統産業工芸館)
石川の伝統工芸を網羅するミュージアム
ミュージアムショップが充実
兼六園小立野口に隣接する石川県立伝統産業工芸館は、県内の国指定伝統工芸10業種、県指定伝統工芸6業種、稀少伝統工芸20業種の計36業種すべてを展示・紹介するミュージアムだ。2020年(令和2)にすぐ近くに移転オープンした国立工芸館との混同を避けるため、「いしかわ生活工芸ミュージアム」の通称で呼ばれることも多い。2階建ての同館は、無料で利用できる1階が企画展の展示スペースとミュージアムショップに、2階が有料展示エリアになっており、特にミュージアムショップの品ぞろえはひがし茶屋街や長町武家屋敷の工芸ショップに引けを取らない充実ぶりだ。ちなみに、1階奥の西側入り口は兼六園内に直通しており、同館で兼六園の入園料を払うこともできる。
テーマ別に伝統工芸を紹介
2階の有料展示エリアは3つの展示室からなり、36業種の伝統工芸を衣・食・住・祈・遊・音・祭に分け、それぞれの「彩る美」をキーワードに伝統工芸を展示している。衣・食・住を担う第1展示室では、加賀友禅など衣類にまつわる5種、輪島塗などの器類7種、鶴来打刃物など暮らしにまつわる6種の伝統工芸を紹介する。祈・遊・音・祭を担う第2展示室では、七尾和ろうそくなどの冠婚葬祭と関わる2種、加賀人形などの玩具系3種、琴などの楽器系4種、能登花火などの祭りに関わる2種の伝統工芸を紹介する。第3展示室では、豊臣秀吉が造らせた黄金の茶室を再現している。
作って学ぶ伝統工芸
同館では、展示物を通して伝統工芸を紹介するだけでなく、実演や体験を通して伝統工芸を学ぶこともできる。土・日曜や祝日に各分野の伝統工芸士や職人、作家を招いての制作実演をしており、業種によっては制作体験可能なワークショップも開催している。また、「水引ぽち袋」「繭細工」「組子コースター」「動物カスタネット」といったお手軽な体験プログラムも用意されており、こちらは同館の営業日ならいつでも体験できるようになっている。兼六園と直通していることもあり、同館は園散策とあわせて訪れるのがおすすめだ。
スポット詳細
- 住所
- 石川県金沢市兼六町1-1 地図
- エリア
- 兼六園周辺エリア
- 電話番号
- 0762622020
- 時間
- 9:00-17:00(最終入館16:45)
- 休業日
-
[4-11月]第3木
[12-3月]木(祝は除く)、年末年始 - 料金
-
【入館料(1F)】
無料
【入館料(2F)】
[大人(18歳以上)]260円
[大人(65歳以上)]210円
[小人(17歳以下)]100円 - 駐車場
-
あり(12台)
※障害者用スペース2台含む - クレジットカード
- 可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay)
- Wi-Fi
- あり
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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