徳川園

庭園

尾張徳川家の歴史ある武家屋敷跡に広がる日本庭園

名古屋城から東へ約3㎞の地にある「徳川園」。徳川御三家筆頭、尾張徳川家の藩主が住んだ屋敷跡に整備された日本庭園だ。隣接する徳川美術館、蓬左文庫(ほうさぶんこ)とともに、近世武家文化の歴史と伝統を体感できる一大拠点となっている。

南側の「脇長屋」や外周の塀とともに国の登録有形文化財に指定されている「黒門」 南側の「脇長屋」や外周の塀とともに国の登録有形文化財に指定されている「黒門」

大曽根駅から徒歩圏内の「大曽根屋敷」跡に整備

JR中央線大曽根駅の南口から徒歩約10分の徳川園。名古屋駅から市バスや名鉄バスも利用でき、観光ルートバスの「メーグル」なら入り口に立つ「黒門」の近くに停車してくれる。この黒門は1900年(明治33)に完成した尾張徳川家の邸宅の遺構で、武家屋敷の面影を伝える総ケヤキ造りの門だ。戦災の被害を免れ、国の登録有形文化財に指定された。徳川園はもともと、尾張藩2代藩主の徳川光友(とくがわみつとも)が1695年(元禄8)に隠居所として造営した大曽根屋敷の跡。家老の3家に譲られたのち、1889年(明治22)から尾張徳川家の邸宅に。昭和に入ってから名古屋市に寄贈され、2004年(平成16)に日本庭園としてリニューアルした。広さ約2万3000㎡にも及ぶ池泉回遊式庭園で、海に見立てた「龍仙湖(りゅうせんこ)」の周りに多くの見どころが配置されている。

池泉回遊式庭園の中心的存在で、園の西半分を占める「龍仙湖」 池泉回遊式庭園の中心的存在で、園の西半分を占める「龍仙湖」

高低差で日本の自然の姿を表現

黒門をくぐると、まっすぐ先に徳川美術館、右側に蓬左文庫、そして左側に徳川園の黒門口がある。車で来園する場合は、駐車場がある北側の大曽根口が便利だ。園内は高低差の大きな地形。清流が滝から渓谷を下り、海に見立てた池へと流れる景観は、日本の自然の姿を凝縮して表現している。黒門口から入園し「虎仙橋(こせんきょう)」を渡ると、渓谷美を表現した「虎の尾」に入る。初夏は新緑、秋は紅葉が美しい場所だ。渓谷の水がモミジの木々を縫って龍仙湖へと注ぐ様子が、虎の尾に似ていることからこう呼ばれている。虎の尾を上りきると現れるのが水源となる「大曽根の瀧」。岩の組み方がそれぞれ異なる3段の滝で、落差は6mにもなり、都会の庭園とは思えない景観が見られる。

「虎の尾」に渡る檜造りの木橋「虎仙橋」 「虎の尾」に渡る檜造りの木橋「虎仙橋」

「大曽根の瀧」の背後の山と、「龍仙湖」水面との標高差は約11mにもなる 「大曽根の瀧」の背後の山と、「龍仙湖」水面との標高差は約11mにもなる

荘厳さとともに簡素な美も大切にする武家文化

日本庭園である徳川園は、自然に近い樹林や立体的に迫る大きな岩組みで荘厳さを表す一方で、あずまやや茶室といった簡素な美も大切にしている。龍仙湖を見下ろす「瑞龍亭(ずいりゅうてい)」は、光友の諡號(しごう)「瑞龍院」から名づけられた茶室。尾張徳川家で重用された流派、尾州有楽流(びしゅううらくりゅう)の様式を採り入れた、心落ち着くたたずまいだ。こうして園内をぐるりとまわり、龍仙湖ほとりから黒門口へと上る場所にあるもうひとつの滝が「龍門の滝」だ。コイが滝を登って竜となった「登竜門」伝説に基づき、鯉に見立てた「鯉魚石(りぎょせき)」が置かれているので忘れずに見ていこう。

園内の西側から龍仙湖を見下ろせる茶室「瑞龍亭」 園内の西側から龍仙湖を見下ろせる茶室「瑞龍亭」

尾張徳川家の江戸下屋敷にあった「龍門の瀧」を徳川園で再現。中央下のとがった石が「鯉魚石」だ 尾張徳川家の江戸下屋敷にあった「龍門の瀧」を徳川園で再現。中央下のとがった石が「鯉魚石」だ

飲食施設は黒門口を出たところに2店

徳川園の飲食施設としては、龍仙湖に面する「観仙楼(かんせんろう)」の中にレストラン、その隣にカフェの「蘇山荘(そざんそう)」があるが、入り口は黒門口を出たところになる。半券を見せれば再入園は可能なので、気軽に利用しよう。また、徳川美術館・蓬左文庫との共通入園券も扱っているので、すべてまわって武家文化を満喫したいという人にはおすすめだ。徳川園は新緑や紅葉のほか、桜やボタン、ハナショウブと、四季を通じてさまざまな彩りを見せてくれる。秋には夜間開園を行う日もあり、1年間何度でも入園できる定期入園券を利用するのもいいだろう。

龍仙湖に面する、眺望抜群な「観仙楼」 龍仙湖に面する、眺望抜群な「観仙楼」

スポット詳細

住所
愛知県名古屋市東区徳川町1001
電話番号
0529358988
時間
9:30-17:30(最終入園17:00)
休業日
月(祝の場合は翌平日)、12/29-1/1
料金
【入園料】
[一般]300円
[中学生以下]無料
駐車場
あり(82台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
不可
滞在目安時間
30-60分

情報提供: ナビタイムジャパン

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